李在明大統領、高市首相に祝意「慶州で会うのが楽しみ…シャトル外交続けよう」

投稿者: | 2025年10月22日

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が21日、高市早苗・自民党総裁が日本の新首相に選出されたことを祝い、「近くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催される慶州で首相に直接お会いし、建設的な対話を交わすことができると期待している」と述べた。高市首相は今月末のAPEC首脳会議に出席するため、韓国を訪問するとのことだ。

 李大統領は同日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に投稿したメッセージで、「韓日両国は前庭を共に使う隣人として、政治・安保・経済・社会・文化や人的交流など、さまざまな分野で協力関係を発展させてきた。60年前には想像すらできなかったが、約1200万人の両国国民がお互いの国を訪問する時代を迎えた」と述べた。

 また、「今、我々は新たな韓日関係の60年を切り開いていかなければならない重大な転換点に立っている。これまで以上に不確実性が高まっている国際情勢の中で、韓日関係の重要性もまた、これまで以上に大きくなっている」とも書いた。その上で、「この重大な時期に高市首相と共に両国間、そして両国民間の未来志向的な共生協力を一層強化していくことに期待する。合わせて、シャトル外交を土台に両国首脳が頻繁に会って意思疎通できるよう望む」と述べた。

 李大統領は同日、魏聖洛(ウィ・ソンラク)大統領室国家安保室長を日本に派遣した。魏聖洛室長は日本政府関係者と会談し、APEC期間中の韓日首脳会談の日程について話し合うものとみられる。

 「高市新首相の選出に合わせて、李大統領が最高位参謀である魏聖洛室長を派遣したのは、石破茂前首相と築いた友好的な韓日関係を継続しようという意味も込められている」と韓国政府関係者は伝えた。李大統領は今年6月の就任以降、石破首相と3回会い、8月には李大統領が東京を、9月には石破前首相が釜山を訪れ、シャトル外交が復活したという評価があった。

 韓国与党関係者は「高市首相は石破前首相に比べて歴史問題に極右的な姿勢を見せてきたが、今の韓日米協力はいつにも増して重要な時期であるだけに、韓国と良い関係を維持しようとするだろう」と話す。韓国大統領室は「日本の新内閣とさまざまなチャンネルを通じて意思疎通を図っている。高市首相とも活発な交流を続けていこうと思う」と述べた。

パク・サンギ記者

2025/10/22 10:20
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