トランプ大統領「今回のアジア歴訪で金正恩委員長と会いたい」

投稿者: | 2025年10月26日

トランプ米大統領は24日、「アジア歴訪中に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会いたい」と明らかにした。

AFPとロイター通信によると、トランプ大統領はこの日アジア訪問に向かう前にホワイトハウスで記者らから金委員長と会う可能性を問われ、「そのようにしたい。彼(金委員長)は私たちがそこに行くということを知っている」と話した。

 続けて「よくわからないがわれわれは(金委員長側に)教えた。彼も私が行くということを知っている」と繰り返し強調した。

その上で「100%開かれている。私は彼ととてもうまく付き合っている」と付け加えた。

今回の発言はトランプ大統領が韓国の慶州(キョンジュ)で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席に向け韓国を訪問する29~30日の間に金委員長に「出会いのメッセージ」を強く送ったものと解釈される。

これに伴い、金委員長が応じる場合、2019年6月に板門店(パンムンジョム)で世界を驚かせたトランプ大統領と金委員長のサプライズ会合が再演される可能性にも関心が集まる。

トランプ政権高位当局者はメディアとの電話会見で、「大統領はもちろん将来金委員長に会いたいとの意志を表明したが、今回の歴訪日程には含まれていない」と慎重な立場を明らかにした。ただ彼は「もちろん変動が生じることはある」と余地を残した。

トランプ大統領はまた「中国の習近平国家主席と会い台湾問題を話し合う予定。台湾問題は習主席との会談で議論の主題のひとつになるだろう」と話した。

トランプ大統領と習主席の会談は30日に釜山(プサン)で開かれる予定だ。今回の会談は慶州で開かれるAPEC首脳会議を契機に実現する2者会談で、米中間の台湾問題をめぐる緊張緩和の可能性に関心が集まっている。

トランプ大統領はまた、反中派で2021年に廃刊した香港のアップルデイリー元社主である黎智英氏の釈放を促した。彼は「黎智英氏はただちに釈放されなければならない」として中国の人権問題を狙った発言を継続した。

トランプ大統領はこの日夜、専用機に乗ってワシントンDCを出発した。今回の歴訪は5日間の日程だ。マレーシアと日本、韓国を順に訪問し、アジア主要国首脳と会談する予定だ。

2025/10/26 09:52
https://japanese.joins.com/JArticle/340202

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