ラトニック米商務長官がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と最高経営責任者(CEO)サミットが開かれる韓国の慶州(キョンジュ)で韓国企業オーナーらと夕食をともにする予定だ。最近のトランプ米大統領とのゴルフ会合に続き企業関係者が韓米関税交渉を側面支援する場になるものとみられる。
韓国財界によると、ラトニック長官は最近在韓米国大使館を通じ韓国主要グループオーナーに慶州で29日の夕食会を提案した。この日午前に慶州で開かれるAPECのCEOサミット開会式に出席する企業オーナーはラトニック長官との夕食会にも参加するため日程を調整中だという。
具体的にはサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長、ハンファグループの金東官(キム・ドングァン)副会長、HD現代グループの鄭基宣(チョン・ギソン)会長らが参加するものとみられる。韓米造船業協力プロジェクトのMASGAをはじめ対米投資の最前線にいる企業だ。李在鎔会長、崔泰源会長、鄭義宣会長、具光謨会長と金東官副会長の5人は18日に米フロリダ州でトランプ大統領とゴルフ会合を持っている。このほかロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長、新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長らCEOサミットに参加する他のグループオーナーも招待された可能性が出ている。
現在日本を訪問しているラトニック長官は28日の米日首脳会談を控え赤沢亮正経済産業相と事前会合を持った。日本メディアによると、両長官は26日午前に東京・浅草の雷門と浅草寺をともに散歩した。トランプ大統領は27日から日本を訪問し高市早苗首相との首脳会談日程をこなした後、29日に韓国入りし李在明(イ・ジェミョン)大統領と首脳会談を持つ予定だ。同日のCEOサミットで基調演説にも出る。30日には中国の習近平国家主席と首脳会談を進める。
28日から31日まで慶州で開かれるAPECのCEOサミットは世界的企業のCEO1700人以上が参加する行事で、崔泰源会長が大韓商工会議所会長として議長を務める。主要米中企業トップにはエヌビディアのジェンスン・フアンCEO、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のマット・ガーマンCEO、グーグルのサイモン・カーン副社長、シティグループのジェーン・フレイザーCEO、CATLの曽毓群会長、美宝グループの徐鵬CEO、アリババのエディ・ウーCEOらが参加する予定だ。
2025/10/27 09:03
https://japanese.joins.com/JArticle/340226