韓国4大グループオーナーにジェンスン・フアンCEO…世界の政財界リーダー1700人が慶州に集結

投稿者: | 2025年10月29日

世界の政財界のリーダー1700人が韓国の慶州(キョンジュ)に集まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営責任者(CEO)サミットが28日から 4日間の日程を始めた。15年ぶりに韓国を訪れるエヌビディアのジェンスン・フアンCEOをはじめ、トランプ米大統領、習近平中国国家主席、高市早苗日本首相ら海外首脳も大挙訪れるだけに、「産業外交」の場が開かれるものとみられる。

大韓商工会議所はこの日午後6時、慶州市内でCEOサミットの最初の行事として歓迎夕食会を開催した。金民錫(キム・ミンソク)首相、産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長、慶尚北道(キョンサンブクド)の李喆雨(イ・チョルウ)知事、サムスン電子の朴承熙(パク・スンヒ)社長、SKオンの兪柾準(ユ・チョンジュン)副会長、現代自動車のソン・キム社長、LGエレクトロニクスの柳在哲(リュ・ジェチョル)社長、HD現代の趙石(チョ・ソク)副会長、GSのホン・スンギ副会長らが参加した。パデュー駐中米国大使ら駐韓外交使節も同席した。

 サミット議長を務める大韓商工会議所の崔泰源(チェ・テウォン)会長(SKグループ会長)はあいさつで「慶州はアイデアを交換しともにさらに大きな事業を作る良い場所だ。今後3日間知恵と文化を分かち合い協力するだろう。今回のAPECはみんなが楽しめる多者間プラットフォームになり人類に真の寄与をするだろう」と話した。この日立食スタイルで90分間にわたり行われた夕食会では、慶州韓牛、東海アワビなど地域の特産品を活用した韓国伝統料理から、ハラルやビーガンにも対応する多様な文化の料理が提供された。

本格的な日程は29日に慶州芸術の殿堂で開かれる開会式をはじめ3日間にわたり進行される。28日午後に訪れた芸術の殿堂の前は巨大な陶磁器形のオブジェとともに賓客応対に奔走する企業関係者で込み合った。現代自動車、ポスコ、大韓航空など韓国企業のほか中国のヘルスケア企業美宝も展示ブースを構えた。周辺ではワイン・伝統酒フェアが開かれ、世界の酒類を体験できるスペースも用意された。各国首脳と世界的企業のリーダーが一堂に集まるだけに各所で警察特攻隊が爆発物探知犬とパトロールに回り警戒態勢を高めた。

CEOサミットにはアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のマット・ガーマンCEO、シティグループのジェーン・フレイザーCEO、ジョンソン・エンド・ジョンソンのホアキン・デュアトCEO、CATLの曽毓群会長、JPモルガンのダニエル・ピント副会長、グーグルのサイモン・カーン副社長、メタのサイモン・ミルナー副社長、マイクロソフトのアントニー・クック副社長などが参加する。フアンCEOは最終日の31日に舞台に上がりAI半導体の未来についての考えを明らかにする予定だ。

韓国財界オーナーもこの期間に慌ただしく動く。崔会長をはじめ、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長ら主要グループオーナーはCEOサミット開会式に参加する。彼らは同日夕方に韓米関税交渉のカギを握っているラトニック米商務長官との夕食会にも招かれる予定だ。

李在鎔会長と鄭義宣会長は翌30日にソウルでフアンCEOと会い夕食をともにすると発表された。彼らは半導体、ロボティクスなどの協力案を話し合う見通しだ。

2025/10/29 06:54
https://japanese.joins.com/JArticle/340313

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