済州島の海岸で、お茶などを装った麻薬が相次いで発見されることから、済州特別自治道では違法麻薬類の流入を遮断するため道民を挙げた協力体系を構築することにした。韓国の警察・海洋警察庁が17日に発表した。
発表によると、9月29日から11月16日までの約2カ月間で、済州島の海岸で13回にわたりケタミン約32キログラムが発見されたという。これは1回の使用分(0.03グラム)を基準に計算すると約107万人が使用できる量だ。
9月29日には西帰浦市城山邑でれんがの形をしたケタミン20個(1個当たり約1キログラム)が発見されたほか、中国産ウーロン茶を装ったケタミンが発見された。
ケタミンは麻酔薬の一種で、多量に吸入すると幻覚や記憶をなくすなどの症状を起こすため、新種麻薬に分類されている。
韓国の警察と海洋警察庁はフィリピンの東側海上から始まる海流である黒潮に沿って東南アジア地域から流入した可能性に重点を置いて捜査している。
済州島で発見されたお茶の袋を装った麻薬は最近、慶尚北道浦項市で3回、日本の対馬でも2回発見されており、包装紙に漢字で「茶」と書かれていることから、漢字文化圏で流通している麻薬と推定されている。
済州島の海岸で麻薬類が相次いで発見されているのを受け、関連機関は対策作りに乗り出した。
済州道は同日午後、災害安全対策本部でチョ・サンボム道安全健康室長の主宰により「違法麻薬類根絶合同対策会議」を開催した。
この会議には道庁関係部署、済州警察庁、済州海洋警察庁、自治警察団、道教育庁、済州依存症予防教育院、医薬団体、衛生団体、保健所など関連機関の関係者が出席した。
会議では、海岸沿いの麻薬類発見現況の共有、関連機関同士の共同対応と協力案、違法麻薬類根絶のための予防対策や広報強化案などを協議した。
各機関は違法麻薬類の流通遮断、予防活動の拡大、依存症患者のリハビリ支援など、分野ごとの協力を強化する。
現場対応システムも整備し、海の見守り要員や公共労働者などの現場人材を対象に「不審物体発見時の申告要領および接触禁止教育」を強化する。
また、不審物の捜索人員やパトロール支援を増やし、道民と観光客を対象に電光掲示板、ホームページ、交流サイト(SNS)などを通じ、海岸で麻薬類と思われる不審物を発見した場合、開封せずに直ちに通報するよう呼びかけるキャンペーンを展開する。
崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者
2025/11/18 10:20
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