2026WBCも大谷の時間…実力・リーダーシップ・配慮の三位一体

投稿者: | 2026年3月10日

実力も、リーダーシップも、どれ一つ欠いているものがない。他人への配慮も目に入り、いくら敵でも憎むことはできない。世界野球の最高のスターに挙げられる大谷翔平(32、日本)。2026ワールドベースボールクラシック(WBC)は予想通り大谷の時間で装飾されている。

メジャーリーグ(MLB)でリーグ最優秀選手(MVP)に4回選出された大谷は3年前のWBCで真のワールドスターに生まれ変わった。漫画のような投打二刀流の活躍で日本を頂点に導いた。白眉は米国との決勝戦。対戦を控えて「米国には野球をやっていれば誰もが聞いたことがあるような選手たちがいる。しかし今日だけは憧れるのをやめましょう」というロッカールームのスピーチで日本選手団の闘志を高めた。日本は米国に3-2で勝利し、大谷はMVPに選ばれた。

 大谷は今大会、打者としてのみ出場している。2023年に受けたひじの手術の影響で投手はあきらめた。それでも存在感はそのままだ。9日まで行った1次ラウンドC組の3試合で打率5割5分6厘(9打数5安打) 、2本塁打、6打点、4得点と大活躍している。特に8日の韓国戦では3回裏の同点ソロを含む2打数2安打1打点3得点と活躍し、8-6の逆転勝ちに貢献した。

その間、実力ほどリーダーシップも成長した。大谷は韓国戦で本塁打を放っても喜びをそれほど表さずベースを回った。ホームに入った時は両手で下に押さえる動作を見せた。まだ試合は終わっていないためチームメートの興奮を抑える一種の「自制パフォーマンス」だった。これについて大谷は「みんなが先制されてやばいという急ぎがちなリズムがあったので、同点になったことで少し落ち着いていこうかという雰囲気だった」と説明した。

今大会で日本選手団が準備した得点パフォーマンスを考慮すると、大谷のこの日の行動は少なくない意味を内包している。大谷は開幕を控えて後輩の北山亘基(27、日本)に「出塁パフォーマンスを考えてほしい」と要請し、北山は日本の茶道文化に着眼した動作を考案した。日本の選手は出塁や得点があるたびにお茶を入れるパフォーマンスで祝ってきた。しかし韓国戦で接戦状況になるとこれをしばらく控え、試合に集中しようということをチームメートに伝えた。

今大会ではファンと対戦相手のための大谷の配慮も話題になっている。大谷は忙しい試合直前でも子どもファンのための写真やサインのサービスを忘れない。日本ソーシャルメディアやウェブサイトには大谷のファンサービスの映像が載せられている。

試合中も同じだ。韓国戦でLAドジャースのチームメート金慧成(キム・ヘソン、27)が本塁打を放つと、大谷は相手ベンチに向かって拍手を送った。韓国と日本の対戦ではめったに見られない場面だ。試合後には「韓国は手ごわい。本当に素晴らしいゲームでどちらが勝ってもおかしくない試合だった」と称え、韓国野球ファンの心までつかんだ。

WBCが開催されている東京ドームの周辺でも大谷が目立つ。大谷の代表チームの背番号16番とドジャースの背番号17番が入ったユニホームを着たファンが多い。読売新聞はWBC開幕に合わせて大谷情報で埋まった号外を発行した。1面には歓呼する大谷の全身写真を配置し、最後の面には大谷がアンバサダーを引き受けた時計ブランドの全面広告を載せた。大谷をグローバルアンバサダーとする緑茶ブランドはWBC公式飲料スポンサーとして東京ドーム前の広場に特別ブースを設置した。大谷はもう日本の野球を越えて「WBC」という大会自体を象徴する存在になっている。

2026/03/10 10:19
https://japanese.joins.com/JArticle/345901

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