日本の「独島妄言」巡り韓国の味方をする中国

投稿者: | 2025年11月21日

 日本政府がこのほど、東京都内の「領土・主権展示館」で新施設をオープンさせたのを機に独島(日本名:竹島)に対する領有権主張を繰り返したことから、韓日間でしばらく収まっていた独島問題が再浮上している。

 共同通信によると、赤間二郎領土問題担当相は18日の記者会見で、「竹島は国際法上、明らかに我が国(日本)の固有領土だ。引き続き領土館を拠点に内外への発信強化に努めたい」と述べたとのことだ。これは、韓国政府が日本側の「領土・主権展示館」新施設オープンに抗議したことに対するものだ。

 日本政府は14日、東京都千代田区にある「領土・主権展示館」に「ゲートウェイホール」という新施設をオープンした。修学旅行や校外学習の児童・生徒たちを対象にした教育用施設で、そこに備えられた3面スクリーンでは独島を「竹島」と表記し、日本領土と表示している。韓国外交部(省に相当)は同日、報道官名義の声明を通じて強い遺憾の意を表明し、施設の閉鎖を要求した。同部はまた、松尾裕敬駐韓国次席公使を呼び、抗議した。

 日本は先月28日、韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラック・イーグルス」が独島上空で飛行訓練をしたことも問題視し、今月上旬に予定されていたブラック・イーグルスのドバイ・エアショー参加に必要な中間給油支援を拒否した。これに対して韓国政府は今月13-15日に東京で開かれた「自衛隊音楽まつり」に韓国軍楽隊を派遣しなかった。この問題で、韓国海軍と日本の海上自衛隊の共同捜索救助訓練も中止された。この訓練は2018年12月、日本の哨戒機の低空飛行とこれに対する韓国艦艇の対応で発生した「哨戒機問題」で中止され、7年ぶりに再開される予定だった。

 先月の韓米首脳会談の結果を盛り込み、韓米両国が14日に発表した「ジョイント・ファクト・シート」には「日本との3カ国協力強化」という約束があった。しかし、韓日間の紛争が再燃するや、台湾問題で日本と最近対立している中国は、これを対日批判に利用している。中国外務省の毛寧報道官は17日の定例記者会見で、独島問題に関する質問に対し、「最近、日本の多くの悪質な言動は周辺国の警戒と不満、抗議を誘発している」と答えた。

キム・ドンハ記者

2025/11/21 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/11/19/2025111980093.html

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