中ロの爆撃機、東京に向かって飛んだ…「爆撃能力誇示する狙い」

投稿者: | 2025年12月14日

中国とロシアの爆撃機が9日に沖縄本島と宮古島の間を通り四国の南側まで飛行した移動ルートの延長線上に東京があったと読売新聞が報道した。

日本防衛省統合幕僚監部が公開した資料によると、中ロの爆撃機は南東側から飛行し沖縄本島と宮古島の間を通過した後、沖縄南側海域で方向を左に90度曲がり北東に進んだ。

 中ロの軍用機は四国南側の太平洋まで飛行したが、ここで戻らず直進していれば東京だけでなく海上自衛隊と米海軍基地がある横須賀が位置していた。

中国の爆撃機が2017年に東京方向で飛行したことはあるが、中ロの軍用機がともにこのルートで移動したのは初めてとみられると同紙は伝えた。同紙は「中国軍機は過去に、沖縄本島・宮古島間を抜けた後、米軍の拠点があるグアム方面に向かうことが多かった」とし、今回の飛行ルートは異例だと評価した。

9日に東京方面へ飛行した中国の爆撃機H6Kは核ミサイルを搭載できる機種だったと同紙は指摘した。これと関連し防衛省関係者は「東京を爆撃できると誇示する狙いがあった」と主張した。

これと別に空母「遼寧」が率いる船団は沖縄の島々の周囲を回る航海を続けた後中国側に移動したことがわかった。遼寧は5~9日に沖縄県の島々の間を縫ってS字形に航行し、続けて南大東島周辺海域を時計方向に回った後、12日には沖縄本島と宮古島の間を北西に進んで通過したというのが統合幕僚監部の説明だ。

統合幕僚監部は、6日から12日にかけ遼寧の艦載機とヘリコプター発着艦回数はおよそ260回とし、自衛隊の護衛艦と哨戒機、戦闘機などで中国軍の活動に対応したと明らかにした。

中国は日本の高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言後に日本への旅行・留学の自粛命令、日本産水産物の輸入禁止再開など経済報復措置を実施する一方、軍事分野でも武力示威を継続し圧迫水準を高めている。米国と日本は中国の強力な武力行動に正面から対抗するため航空と海上でそれぞれ訓練を実施した。

米軍の空母「ジョージ・ワシントン」とイージス駆逐艦「デューイ」、海上自衛隊の護衛艦「あきづき」が8~11日に関東南方の太平洋海域で共同訓練を行った。米日は中ロの爆撃機共同飛行翌日である10日に米軍のB52戦略爆撃機2機と航空自衛隊のF35ステルス戦闘機3機、F15戦闘機3機などが参加する訓練も行った。

2025/12/14 09:05
https://japanese.joins.com/JArticle/342126

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