サッカースターのリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)のいわゆる「香港ノーショー」事態に関連し、中国当局が主催社側にチケット販売前にスター選手が出場するかどうかの明示を義務づける規定を発表した。
23日の中国新聞網などによると、中国サッカー協会はこうした内容の「国際競技準備と監督・管理規定」改正案をこの日に発表した。
改正規定によると、中国協会が主管しない「国際A級競技」の場合、主催社側は国際サッカー連盟(FIFA)が認証した競技仲介人を通して参加サッカーチームと組織・連絡作業をして中国サッカー協会に登録しなければならない。
また、国際組織の承認を受ける前にはチケット販売や前売りなどの業務の遂行ができなくなる。またチケット販売前にスター選手の出場条項と契約違反時の処理方法を明示するよう規定した。
メッシは今年2月、所属チームのインテル・マイアミと香港プロサッカーオールスターチームの親善試合にけがを理由に出場しなかった。しかし3日後に日本で行われた親善試合には30分間出場し、香港・中国サッカーファンの反発を買った。
中国では政治的な意図があるという疑惑まで浮上し、中国当局は自国で開催される予定だったアルゼンチンサッカー代表チームの親善試合を中止にしたりもした。事態が拡大すると、香港親善試合の主催側はチケット価格の半分を払い戻すと発表した。
2024/04/24 10:40
https://japanese.joins.com/JArticle/317833