台湾台北101上空を飛行するドローン…中国が誇示するように映像を配布した思惑

投稿者: | 2025年12月31日

中国軍が30日、台湾を包囲する封鎖訓練を2日連続で実施した中、武装したヒューマノイドと四足歩行ロボットが市街戦をする映像を配布しながら心理戦を行った。

特に台湾台北のランドマーク、101階建てビルの周辺を中国のドローンが飛行していく白黒の動画を公開し、抗戦の意志を挫く認知戦効果を狙った。

 また、中国中央放送(CC-TV)はこの日、東部戦区ロケット軍兵士が米国が台湾に最近販売した武器に含まれたハイマース(HIMARS、高機動ロケット砲システム)座標を射撃するという肉声の映像を公開した。17日に台湾に歴代最大規模の武器を販売した米国に同時に圧力を加える効果を狙ったものと解釈される。

中国海洋警察は艦艇やヘリコプターを投入し、台湾島周辺の航路を封じるようなポスターを公開した。ポスターには台湾東側の海上で米国のハイマースを積んだ台湾海運会社エバーグリーンの貨物船が中国海警の船舶に遮断される場面もある。

台湾は強く反発した。台湾国防部は30日、中国軍のドローンが台湾領海24海里(48キロ)内に進入していないと伝え、典型的な認知戦だと反論した。台湾国防部はこの日、SNSに「典型的な認知戦」とし「民衆はだまされてはいけない」と呼びかけた。また「中国共産党の大型無人機は24海里を越えておらず、国軍は昼夜監視を継続している」と伝えた。

台湾海警はこの日、中国軍が福建省平潭で発射したPCH191ロケット7発が航行制限区域に落ちたのを確認したと発表した。これは、2022年にナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問直後に実施した最初の台湾包囲訓練当時、ロケットが台湾島上空を通過して日本海域に弾着したのと比べて、訓練の強度が調整されたと判断される。

2025/12/31 08:45
https://japanese.joins.com/JArticle/342819

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