【グローバルアイ】日本首相の年始と実用外交

投稿者: | 2026年1月6日

「2025年12月29日月曜日。公邸に引越しした後には段ボール箱の谷間で生活しながら、外出時に必要な物(バッグやアクセサリー)が入った箱を探し出す日々だったが、今日1月4日(日)の明け方に、ついに段ボールの開封と片付けを終了した。引越し荷物の解決が終わったのは2026年1月4日明け方。重い箱の運搬と積み上げなど、ひたすら力仕事続きで、手足は切り傷とアザだらけ…。今朝6時頃から仮眠をとっていたら、7時54分頃に北朝鮮がミサイルを発射。首相秘書官からの電話で飛び起き、指示を出した。官邸危機管理センターに設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室に緊急参集チームを招集。その後、報告を受け、北朝鮮に厳重抗議した。1月1日(木)にようやく荷解きに着手したが、夫の食事の支度や皿洗いなどもあり、荷解きは台所や風呂場やトイレの用品など生存に必要な数箱で断念。2日(金)には年頭記者会見の原稿の準備をしていたら、急にトランプ大統領との電話会談がセットされ、電話会談とその後の記者会見。3日(土)には米軍によるベネズエラ領内への攻撃とマドゥロ大統領拘束事案が発生し、100人を超える邦人の安否確認や保護の指示を出した。その後、今朝4日まで徹夜で荷解きと収納、洗濯に励んだ。夫が空腹に耐えている様子なので、これから遅めの朝昼兼ねた食事の支度をする。明日(5日)は伊勢神宮参拝と年頭の記者会見がある」。

これを書いたのは今年64歳の高市早苗首相だ。4日午後、自身のX(旧ツイッター)に投稿した。脳梗塞で体が不自由な夫を世話する妻の生活がそのまま表れた文に、オンライン上では甲論乙駁があった。国民が知りたいのは米国のベネズエラ空襲に対する首相の立場だという言葉から、首相の生活に親近感を感じるという声までさまざまだ。政権発足から2カ月半が経過したが、70%を超える高い支持率を見せているだけに高市首相の発言に多くの人々が関心を向けているという反証でもある。

 「力による現状の変更」を容認しないという言葉を長く繰り返してきた日本。高市首相はベネズエラのマドゥロ大統領拘束に対する賛否の立場を明確に示していない。国益がかかっているからだ。台湾有事における軍事介入を示唆した偶発的な発言で中国との葛藤が深まった経験もあるのだろう。永遠の友邦、米国が背を向けることがあってはならないという慎重論もある。高市式の実用ということだ。

韓国の事情も違わない。李在明(イ・ジェミョン)大統領は5日、中国の習近平国家主席との首脳会談に続いて、今月中旬には高市首相の故郷の奈良で会談を行う予定だと伝えられた。年末の会見でも「争いはやめさせ取引は斡旋しろ」という言葉に言及したように、李在明大統領がこれまで強調してきた「実用外交」が本当に試されることになった。

キム・ヒョンイェ東京特派員

2026/01/06 14:01
https://japanese.joins.com/JArticle/343030

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)