◇対中依存度90%の韓国も非常事態
レアアース原材料の89.4%を中国から買い入れている韓国としては、懸念がさらに大きい(関税庁、昨年1〜10月基準)。中国がセカンダリー・ボイコットを持ち出したのは、「日本市場」と「中国産素材」のどちらかを選択せよという圧迫も同然だ。
レアアースだけが問題ではない。韓国貿易協会の昨年8月の報告書によると、韓国内に流入する電気自動車(EV)などに使われる永久磁石の90.1%が中国産だ。次世代電力半導体の核心であるガリウムは、全世界の生産量の98%を中国が独占している。二次電池の負極材の核心素材である黒鉛の対中依存度は97%に達するという調査結果もある。
中国の対日レアアース攻撃は、イコール韓国など地域内のすべての国々に送る警告であるという点で、対策作りが必要だという指摘もそのため出ている。中国は李大統領の訪中期間中、繰り返し「善隣友好を堅持し、戦略的疎通を強化し、政治的な相互信頼を強固にしよう」(6日、李強首相)とラブコールを送りながら、韓日の「分断」を試みている。
これは、韓国が台湾海峡問題に対して今のように距離を置く客観的な立場を維持しなければ、いつでも日本と同じ境遇になるというメッセージでもある。これは、地域内の同盟が台湾問題により積極的に寄与するようにすることを核心とする米国の「同盟現代化」の基調と衝突するだけに、韓国にもいつかは「真実の瞬間」が訪れることを避けられないという懸念が出ている。
同徳(トンドク)女子大学中国学科の李東律(イ・ドンリュル)教授は、「中国は日本を見せしめにして台湾問題の『レッドライン』を引き、他国が同様の立場を取れないようにしようとしている」とし、「今回の措置は、日本の軍国主義復活を警戒するという側面で韓中が懸念を共有する部分があるだけに、李大統領の訪日を控えてこれを際立たせようとする意図もあるようだ」と分析した。
2026/01/07 15:15
https://japanese.joins.com/JArticle/343093