両手ポケット中国外務省局長、韓中首脳会談で見せた明るい笑顔が話題に

投稿者: | 2026年1月10日

 両手をポケットに入れたまま、日本の官僚を見下ろすような態度の映像で話題になった中国外務省の劉勁松アジア局長が、韓中首脳会談時は終始明るい表情を見せている様子がカメラに捉えられた。相反するような劉勁松局長の表情は、昨年の高市早苗首相の「台湾有事介入」示唆発言以降、悪化の一途をたどっている日中関係と、正常化の流れを見せている韓中関係の状況が反映されているようだとして注目されている。

 李大統領が5日、中国の習近平国家主席からプレゼントされた中国企業「シャオミ」のスマートフォンで一緒に自撮り写真を撮った時、劉勁松局長も近くにいた。この時撮影された映像を見ると、劉勁松局長は明るい表情で隅の方に立っている。

 劉勁松局長のこうした表情は、昨年11月に北京で日本外務省の金井正彰アジア大洋州局長に会った時に捉えられた映像の表情とは全く違う。当時の映像の劉勁松局長は両手をポケットに入れたまま固い表情を崩さず発言し、金井局長はその隣で下を向いていた。この映像は当時、中国官営メディア・中国中央テレビ系列の交流サイト(SNS)アカウント「玉淵潭天」に初めて掲載され、その後中国はもちろん、日本のネットやメディアなどに急速に広がった。

 今回の韓中首脳会談では、相反する姿の劉勁松局長の表情が捉えられ、一部の中国メディアがこれに注目して意味付けをした。上海のネットメディア「観察者網」は「李大統領がシャオミのスマートフォンで撮った自撮り写真を公開したが、意外なことに劉勁松局長が画面に写り込んでいた」「劉勁松局長は終始一貫して笑みを浮かべ、表情が一層明るくなった」「中国人は誠意を持って友人に接し、客人を温かく迎えることを完璧に示した」と伝えた。

 中国のネットユーザーたちも「友人が来れば良い酒があり、山犬が来れば…」などのコメントを寄せている。後ろの省略された部分は「それを迎えるのは猟銃だ」と続くのが普通だ。この文は中国の外交において、中国は核心的利益を守りつつ、相手によってアプローチ方式を変えるというメッセージが込められている。

 一方、中国中央テレビは李大統領と習主席の首脳会談のニュースをトップニュースとして9分間も割いて詳しく報道した。

 習主席は会談で、「韓中両国は域内の平和を守り、世界の発展を促進する上で重大な責任を負っており、幅広い利益の共通点を持っている」「歴史の正しい側にしっかりと立ち、正確な戦略的選択をしなければならない」と述べた。

 「歴史の正しい側」という表現について、ベネズエラ大統領拘束による米中確執、台湾問題による日中確執という局面で韓国は明確な立場を取らなければならない、という圧力ではないかとの見方がある。習主席は新年のあいさつや首脳会談などでこうした発言をたびたびしてきたが、韓中首脳会談で使用したのは今回が初めてだという。

 李大統領は「韓国は対中関係を非常に重視している」「韓国は中国の核心的利益と重大な関心事を尊重し、『一つの中国』を堅持する」と述べた。その上で、「韓中関係の根は非常に深い」「この数千年間、韓中両国は隣国として友好的な関係を結んできた。国権が奪われた時期には、国権回復のため互いに手を取り合って共に戦った関係だ」とも話した。

パク・ソンミン記者

2026/01/10 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/01/09/2026010980086.html

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