キム・ヨジョン「朝韓関係改善は実現不可能な妄想…挑発謝罪すべき」

投稿者: | 2026年1月14日

 朝鮮労働党中央委員会のキム・ヨジョン副部長は13日夜、北朝鮮の主張する「韓国無人機領空侵犯」問題について、韓国当局に「謝罪と再発防止措置」を要求する談話を発表した。

 キム・ヨジョン副部長は朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、「韓国は最近、朝鮮の主権を侵害する厳重な挑発行為を敢行した」として、「ソウル当局は共和国の主権侵害挑発を認めて謝罪し、再発防止措置を講ずるべきだろう」と述べた。

 キム副部長の今回の談話は、今月11日の「韓国領域から我が共和国の南部国境を侵犯した無人機の実体に対する具体的な説明は、必ずあるべきだろう」とする談話の発表からわずか2日で発せられた。2日前の最初の談話が「具体的な説明」を要求していたのに対し、今回の談話は「謝罪と再発防止措置」という、よりはっきりとした要求事項を含んでいる。

 北朝鮮は今月9日の朝鮮人民軍総参謀部報道官声明で、昨年9月27日と今月4日に京畿道坡州(パジュ)と江華郡(カンファグン)を離陸した無人機が北朝鮮の領空を侵犯したと初めて明らかにした。韓国国防部は当日、軍の運用する無人機ではなく、「北朝鮮を挑発したり刺激したりする意図はない」と表明。2日後にキム副部長は「韓国国防部の発表に留意」するとしつつ、「賢明な選択」だと評する談話を発表していた。

 キム副部長は深夜の談話発表について、「韓国統一部が13日の私の談話に関して『意思疎通』と『緊張緩和』の余地を残していると評したのを見守った、情けないことに比べるものすらないもの」だとこき下ろした。続けて「いくら政権担当者が海外を回って請託しても、いくら当局が善意的なふりをしてみせながらつまらぬ夢を見ても、朝韓関係の現実は絶対に変わり得ない」として、「ソウルの考える『朝韓関係改善』は実現不可能な妄想」だと批判した。李在明(イ・ジェミョン)大統領の今月4~7日の中国国賓訪問と13~14日の訪日による韓中、韓日首脳外交を「請託」とおとしめたことから分かるように、これらは李大統領の「広幅外交」を意識した神経質な反応に近い。キム副部長の談話のタイトルは「いくらつまらぬ夢を見ても朝韓関係の現実は変わらない」だ。談話の「朝韓関係」とは「朝鮮と韓国の関係」の略語で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記兼国務委員長の「敵対的二国関係」の一方的宣言以降、北朝鮮が南北関係を指す時に用いる表現だ。

 またキム副部長は「朝鮮民主主義人民共和国の神聖不可侵の主権に対する挑発が繰り返された時は、耐えられない代価を支払うことになるということを忘れてはならない」として、「これは単なる修辞的な脅しや舌戦の延長ではない」と主張した。そして「主権侵害に対する我々の反応と主権防衛に対する我々の意志は、比例性対応や立場の発表のみにとどまらないだろう」と付け加えた。韓国の無人機による北朝鮮への領空侵犯が再発すれば「物理的対応」があるだろうとの脅しだ。逆に言えば「無人機による領空侵犯」が再発しなければ直ちに北朝鮮が「物理的対応」をすることはない、との解釈へとつながりうる。李在明大統領が9日に、韓国の無人機が領空を侵犯したという北朝鮮の主張が事実なら「朝鮮半島の平和と国家安保を脅かす重大犯罪」だとして「迅速で厳正な捜査」を指示しているため、直ちに再発する危険性は低い。

 キム副部長は11日の談話で、「もし韓国当局が民間団体の仕業だと言い逃れしようとすれば、朝鮮民主主義人民共和国領内から民間団体が飛ばす数多くの飛行物体の出現を目撃することになるだろう」と脅している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権時代に韓国の一部の脱北民団体と宗教団体がまいた対北朝鮮ビラに対応した「汚物風船」が再現されうる、との脅しだ。

2026/01/13 23:04
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/55187.html

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