「実利」を得た韓日首脳…日本メディア「歴史問題は火種」

投稿者: | 2026年1月15日

韓日首脳会談で両国首脳が各自の「実利」を得たという評価があった。

青山学院大学の池畑修平地球社会共生学部教授は14日、「高市早苗首相が最大限のおもてなしをした」とし、まず高市首相の外交を好評した。中日間の葛藤の中で高市首相の故郷であり選挙区の奈良市でシャトル外交をし、ドラムセッションをするなど、首脳間の関係を深める姿を見せたということだ。

 池畑教授は高市首相が以前の会談と同じく会談場に入りながら韓国の国旗の太極旗に軽く目礼をした点、13日の共同記者発表で「日米韓」でなく「日韓米」と表現した点も親和的なジェスチャーと評価した。特に池畑教授は今回の首脳会談で高市首相が長生炭鉱で収容された遺骨のDNA(遺伝子)鑑定に言及した点に意味を付与した。「普段なら保守政治家の高市首相は容易に同意しないはずだが、人道的レベルで協議をしていくことに同意する姿を見せた」と説明した。高市首相が実利を選択したということだ。

池畑教授は「日中の葛藤状況の中で韓国との葛藤が深まるのは高市首相にも政治的リスクになる」とし「事実上、今回の会談が最も必要だったのは高市首相だった」と分析した。レアアース(希土類)輸出禁止など中国との関係が悪化した状況で、最近中国を国賓訪問した李大統領が訪日したことが、高市首相としては日本内部の政治状況を考慮するとプラス要因として作用したということだ。また、池畑教授は、「歴史の正しい方に立つべき」という中国の習近平主席に対して李大統領が「中国ほど日本との関係も重要だ」というメッセージを伝えた点も高市首相としては喜ばしいことだったと解釈した。池畑教授は「日本の立場では李大統領の訪日が良いタイミングだったと解釈できる」とし「衆議院解散時に行われる選挙で外交分野もアピールが可能になった」と話した。

李大統領も実用主義外交を前面に出して成果を得たという見方を示した。池畑教授は「韓国の首脳外交の価値が高まった状況で李大統領は中国との関係を復元しながらも、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権が復元させた韓日関係はそのまま維持するという判断をし、この戦略が成功した」と評価した。

尹徳敏(ユン・ドクミン)元駐日韓国大使は「今回の会談で高市首相は李大統領を待遇し、李大統領も対日外交分野で非の打ちどころがないほどの実用外交を見せた」とし「高市首相も中日の対立の中で韓国を引き寄せて支持率が高まる状況で国会を解散する方向の勝負に出た」と分析した。

奈良に到着した後、安倍晋三元首相の留魂碑を訪れて献花したことも日本国内政治を考慮した行動という説明も加えた。ただ、尹元大使は「韓日をめぐる戦略環境が理念的に異なる2人が戦略的に協力するしかない環境で行われた」とし、歴史問題など両国間の火種は存在すると説明した。代表的な問題として独島(ドクト、日本名・竹島)問題に言及した。

尹元大使は「島根県が毎年2月22日に開く竹島(日本が主張する独島の名称)の日の行事に閣僚を送るかどうかが重要だ」とし「韓国も地方選挙があり、日本も総選挙に入るため、歴史問題、領土問題が当分は火種にならないだろうが、予想できない状況が発生する可能性もある点を忘れてはいけない」という助言もした。

一方、日本メディアも今回の首脳会談の意味を強調した。中日間の葛藤の中、日本は韓国との友好関係を国際社会にアピールし、李大統領も実用外交を前面に出して日本を重視する姿勢を見せたということだ。毎日新聞は李大統領について「安全保障上は日米と足並みをそろえつつ、経済面では中国との関係を重視するバランス外交を展開している」と評価した。

朝日新聞は歴史問題を両国間の火種に挙げた。佐渡金山の世界遺産登録とともに約束した追悼式に韓国が2年連続で参加せず、独島上空飛行を理由に日本政府が韓国のブラックイーグルスの給油支援を中止した点を取り上げた。また、日本政府が竹島の日に閣僚を派遣しないという見方が広まっていると伝えた。

2026/01/15 08:05
https://japanese.joins.com/JArticle/343424

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