4500億ウォン投じたのに…開通10年迎えた仁川リニアは車内ガラガラ

投稿者: | 2026年1月19日

 6日午前11時25分に仁川国際空港第1旅客ターミナルの磁気浮上式鉄道ホームに到着した。ソウルと仁川国際空港を結ぶ空港鉄道のホームとは対照的に、あまりに寂しい雰囲気だった。2両編成で定員は186人だが、記者が乗ったこの列車には乗客が20人しかいなかった。第1旅客ターミナルを出発した列車は長期駐車場、合同庁舎、パラダイスシティー、ウオーターパークの各駅を経て終点の竜遊駅まで長さ6.1キロ、合計六つの駅を15分かけて走行する。竜遊駅から再び空港に向かう列車に乗った時は乗客が2人しかいなかった。列車内で話を聞いた71歳の市民は「無料の観光列車と聞いて乗ってみたが、周囲に何もないので終点まで行ってまたすぐ戻ってきた」と話してくれた。

 韓国政府と仁川市、仁川国際空港公社が総額4500億ウォン(約490億円)を投じ、2016年に開通したこの磁気浮上式鉄道が今「頭痛の種」に転落している。コロナ禍による利用客不足で運行が3年間中断し、その後昨年10月に運行を再開したが、利用客がいない状況は今も続いている。

 磁気浮上式鉄道は磁力を使って列車を空中にわずかに浮かせて走行する方式だ。摩擦がなく騒音や振動も少ないとの利点から2000年代には「次世代の交通手段」として脚光を浴びた。当時、複数の自治体が導入に名乗りを上げ、うち仁川市と仁川空港公社が2007年にテスト事業を行うことが認可され、建設費や研究開発品を合わせて約4500億ウォンの予算がついた。このうち3500億ウォン(約380億円)は政府予算だった。政府は当時仁川国際空港を皮切りに全国各都市に磁気浮上式鉄道を建設し、海外輸出することも視野に入れていた。政府は「3兆ウォン(約3200億円)以上の経済効果」を見込み、仁川国際空港は開通当時「日本の名古屋に次いで世界で2番目の磁気浮上列車だ」と宣伝した。多くの市民に利用を促すため運賃も無料とされた。

2026/01/19 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/01/16/2026011680093.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)