米本土直接管轄する「北部司令部宇宙軍」創設…「西半球覇権」ドンロー主義具体化

投稿者: | 2026年2月3日

米国が本土を管轄する「北部司令部宇宙軍」を正式に創設した。米トランプ政権が最近相次いで発表した米国国家安全保障戦略(NSS)と国家防衛戦略(NDS)に入れられた「西半球覇権再建」戦略が宇宙領域でさらに具体化されたという評価が出ている。

米軍準機関紙「星条旗新聞」によると、米宇宙軍は先月30日に米コロラド州ピーターソン宇宙軍基地で北部司令部に配属されるサービス構成軍である北部司令部宇宙軍創設式を開催した。サービス構成軍は特定戦闘司令部に配属され、その軍の戦力を専門的に管理・提供するために置く組織単位だ。

 ◇北米本土直接管轄宇宙軍初の誕生

米宇宙軍は昨年末まで6つのサービス構成軍を創設した。インド太平洋司令部宇宙軍、中部司令部宇宙軍、宇宙司令部宇宙軍、欧州アフリカ司令部宇宙軍、そしてインド太平洋司令部宇宙軍傘下に下位構成軍として編成された在韓米軍管轄韓国宇宙軍と日本宇宙軍だ。

これらすべて海外戦区での対外作戦を支援するのに焦点を合わせたが、今回創設された北部司令部宇宙軍は米国とカナダ、メキシコだけでなく、グリーンランドとカリブ海の一部地域までが管轄範囲に含まれる。北米本土を直接管轄する宇宙軍構成軍の設置は初めてだ。

今回の措置は先月21日に米南部司令部に配属された南部司令部宇宙軍が創設されてから9日ぶりという点で意味が格別だ。南部司令部に配属された宇宙軍は中南米とカリブ海を管轄し宇宙戦力統合を担当する。10日もたたずにアメリカ大陸全体を網羅する宇宙防衛体系を構築した形だ。

◇南部司令部宇宙軍発足から9日ぶり

これに対し星条旗新聞は「西半球での戦略的能力強化という米国防総省の優先順位に合致する」と評した。アメリカ大陸をひとつの戦略空間としてまとめ米国の「宇宙の盾」の下に置くという意味とみられる。

昨年12月にホワイトハウスが発表したNSSでは中国とロシアの影響力拡大を「西半球に対する構造的脅威」と規定し、米国が伝統的影響力を回復しなければならないと強調した。西半球に対する米国の覇権的地位を確認するために1823年に公表したモンロー主義のトランプ版であるいわゆる「ドンロー宣言」だ。今回の北部司令部宇宙軍創設は米国が西半球覇権の最終防衛線を海上と空中を超え宇宙に拡張するという意志を見せたものとも解釈される。

◇「西半球の能力強化…米優先順位に合致」

今回の措置はトランプ政権が先月公開したNDSの方向とも合致している。新しいNDSは米本土防衛を「最優先課題」と明示し、西半球全体を事実上米本土の戦略的延長線と規定した。グリーンランド、アメリカ湾(メキシコ湾)、パナマ運河など核心地域に対するアクセス権確保を強調したのもそうした脈絡からだ。

宇宙軍のサルツマン作戦部長は北部司令部宇宙軍創設式で「(米国の)すべての戦闘司令部で宇宙軍サービス構成軍を構築する日程が順調に進んでいる。これを通じて宇宙軍は紛争を抑止し戦争で勝利するための戦力と専門性をより効果的に運用できる体制を整えることになるだろう」と話した。

2026/02/03 17:10
https://japanese.joins.com/JArticle/344333

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)