キム・ギルリを転倒させた米国の選手に…アントン・オーノ氏「急ぎすぎた」指摘

投稿者: | 2026年2月11日

2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック(五輪)の混合リレーでキム・ギルリを転倒させた米国選手のコリーヌ・スタダード(米国)の競技戦略について、米国ショートトラックの「伝説」アポロ・アントン・オーノ氏が「あまりにも急ぎすぎた」と評価した。

スタダードは10日(日本時間)に行われた女子500メートル予選と混合2000メートルリレーの準々決勝、準決勝で相次いで転倒した。特に混合リレー準決勝では、レース中盤に1位で走行中に突然滑って転倒し、後方を滑っていた韓国のキム・ギルリと衝突した。キム・ギルリは転倒した後に遅れて崔珉禎(チェ・ミンジョン)とタッチしたが、韓国は先頭集団に差を広げられ、決勝進出に失敗した。衝突当時、韓国は3位だったため、規定により救済(アドバンス)も受けられなかった。

 これについて、オーノ氏は11日、ヤフースポーツ・デイリーに出演し、「世界選手権のチャンピオンであろうとワールドカップ(W杯)のチャンピオンであろうと、五輪の舞台に立てば期待とプレッシャーははるかに大きくなる」とし、「スタダードはあまりにも早い段階で勝負をかけすぎた」と述べた。

オーノ氏は五輪で金メダル2個を含む計8個(金2・銀2・銅4)のメダルを獲得した、米国ショートトラックを象徴する人物だ。2002年のソルトレイクシティ大会では、判定を巡る論争の末に韓国のキム・ドンソンを抑えて金メダルを手にした経緯がある。

オーノ氏は今大会の氷質を変数として挙げ、「五輪期間中は照明やイベント、観客の熱気といった環境的要因が重なり、普段とは異なる氷の状態が作られることがある」と指摘した。その上で「氷質はショートトラックのパフォーマンスにおいて非常に重要な要素だ」とし、整氷車(ザンボニー)が温水を撒いた後も表面の水分が普段より長く残っていたことに言及した。

スタダードの技術的な癖についても触れた。オーノ氏は「スタダードは右腕を大きく振る動作で爆発的なスピードを生み出す選手だ」としながらも、「スイングが過剰になると上半身が揺れて体が回転し、その過程でバランスを崩す可能性がある」と分析した。

1日に3回も転倒した状況について、オーノ氏は「同じ日に立て続けに転倒することは精神的にも大きな負担だ」とし、「今はコントロールできない要素は諦め、心理状態を整え直すべきだ」と助言した。続けて「すべての選手が同じ氷の上で滑っている。重要なのは、不確実性にいかに適応するかだ」と付け加えた。

2026/02/11 16:04
https://japanese.joins.com/JArticle/344722

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