北朝鮮が27日から来月4日の間に西海(ソヘ、黄海)上に向けて人工衛星を打ち上げる計画だと日本に通知した。この日、共同通信、NHKなどは現地海上保安庁を引用し、北朝鮮の衛星打ち上げ計画を伝えた。落下予想地点は北朝鮮南西側の黄海2カ所とフィリピン東側の太平洋1カ所の計3カ所。
今回の通知はこの日午前に予定された第9回韓日中首脳会談を控えた時期という点で、その背景が注目される。岸田文雄首相と李強首相は会談に出席するため26日に訪韓した。
岸田首相はこの日の北朝鮮の通知に関連し「米国や韓国等関係諸国と連携し、北朝鮮が発射を行わないよう、強く中止を求めるべき」と指示したと、現地メディアは伝えた。また、関係省庁が協力し、情報収集および分析に万全を期して国民に適切な情報を提供するよう強調した。
日本外務省も、韓米日関係者が通知に対応して電話会談をし、弾道ミサイル技術を活用した北朝鮮の衛星打ち上げは国連決議案違反という認識を共有した、と明らかにした。関係者らは北朝鮮がこうした計画を中止するようを促したと伝えた。
現地メディアによると、北朝鮮は2009年から12、16年など計8回、日本政府に衛星打ち上げ計画を通知している。
昨年5月・8月・11月の3回の人工衛星打ち上げ当時も今回と同じ海域を予想落下地域に設定し、5月と8月の打ち上げは失敗した。ただ11月の打ち上げは成功したと北朝鮮は主張した。
2024/05/27 08:26
https://japanese.joins.com/JArticle/319112