「新車より売れ筋」中央アジアを走る韓国製中古車、輸出増加額1位

投稿者: | 2026年2月24日

この1年間で韓国の自動車輸出額が最も多く増えた国は中央アジアのキルギスタンだ。昨年韓国からキルギスタンに輸出された自動車は32億ドル(約4957億円)相当で、前年より105.4%の16億4000万ドル急増した。全自動車輸出増加幅の11億9000万ドルより大きい。韓国は米国、カナダ、オーストラリアに次いで自動車を世界に最も多く輸出した国4位となった。

主役は「新車」ではなく「中古車」だった。キルギスタンに輸出した新車は200台ほどにすぎなかったが、中古車輸出は13万台以上で全体の99%を占めた。関税の余波で対米自動車輸出は大幅に減ったが、中古車がこれを相殺した格好だ。世界的に中古車市場のトレンドが値段の安い老朽化車両からエコカーに高級化し韓国車の需要が大きくなっていると分析される。

 韓国貿易協会の輸出入統計によると、昨年の韓国の自動車輸出額は719億7000万ドルで前年より1.7%増えた。第2次トランプ政権発足後、自動車に品目別関税が課され、米国市場だけで輸出額が45億9100万ドル減ったが過去最大の輸出実績を記録したのだ。

細部内訳を見ると、新車と中古車の輸出実績は明確に分かれる。昨年の新車輸出は4%減った631億1000万ドルを記録したのに対し、中古車輸出は75%急増した88億6000万ドルだった。自動車輸出で中古車が占める割合も2024年の7.2%から昨年は12.3%と2桁に上った。中古車でなければ最大記録更新も難しかった計算だ。

中古車需要は「経済は成長しているが、まだ新車を買えるほどの購買力はない」新興国を中心に着実に大きくなっている。韓国をはじめ、ドイツ、日本、米国、中国など世界的な自動車メーカーがある国のほとんどが輸出する。ここにシリア内戦終息、ロシア・ウクライナ戦争勃発などの「戦争特需」も中古車需要増加に影響を及ぼした。

過去には日本製中古車の地位が強かったが、最近は現代(ヒョンデ)自動車・起亜(キア)など韓国製自動車の評価が高まっており、韓国製中古車の需要もともに増えたと評価される。韓国の主要中古車輸出対象国はキルギスタン、カザフスタン、リビア、アラブ首長国連邦などだ。韓国自動車研究院のチョン・ジュナ研究員は「(韓国製中古車を主に輸入する)リビアは購買力が低いチュニジアやアルジェリアなど北アフリカへの再輸出拠点で、キルギスタンはロシア再輸出ルートとして活用されている」と明らかにした。

中古車輸出産業はすでに生産された車両を買って再販売する流通業に近い構造のため、新車とは違い独自の生産誘発効果はわずかだ。だが韓国製中古車が多く売れた国に関連部品企業がともに進出するなど、部品・サービス市場によるアフターマーケットの生態系活性化につなげられる。特に韓国の中古車輸出市場のほとんどが零細業者で構成されているだけに、中小企業の輸出成長にも寄与すると評価される。実際に昨年の中小企業輸出品目1位はコスメ製品ビを抜いて自動車が占めた。

中古車市場でもエコカーなど高付加価値車両に対する需要が増え世界市場規模はさらに大きくなるものとみられる。昨年韓国の親環境中古車輸出も200%以上急増した。チョン研究員は「新興国でも購買力が高まり環境規制が強化されエコカー需要も拡大する流れ。世界的需要に合わせて中古車輸出専用複合団地構築など体系的な支援が必要だ」と強調した。

2026/02/24 10:49
https://japanese.joins.com/JArticle/345236

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