「発売が迫っている防弾少年団(BTS)のニューアルバム制作にかなりかかわりました。彼らの才能に本当に驚かされました。私のキャリアの中で最もクレイジーな経験の一つでした。みなさんもきっと気に入ると思いますよ」
23日夜、ソウル松坡区(ソンパグ)の蚕室(チャムシル)屋内体育館で行われたポップロックバンド「ワンリパブリック」のアジアツアー「フロム・アジア・ウィズ・ラブ」。公演中、リーダーのライアン・テダーが観客に驚きの告白をした。客席がざわめくと、彼は「これ以上は言えない」と冗談交じりに言った。
テダーはバンドのリーダーであると同時に、テイラー・スウィフト、エド・シーラン、ビヨンセ、U2などと制作を共にした有名なプロデューサーでもある。アデルの「21」と「25」、テイラー・スウィフトの「1989」でグラミー賞の「年間最優秀アルバム」を3度受賞してもいる。BLACKPINKのリサやBTSのジミンら、K-POPスターの楽曲制作にも参加しているため、韓国でも名が知られている。
この日の公演でテダーは、K-POPとの縁についても語った。彼は「2014年ごろ、私たちはソウルでミュージックビデオを撮りたいと思った。全員が韓国人キャストで、韓国人監督と制作し、振付も学んだ」、「間もなくBTS、BLACKPINK、TWICEの人気が爆発した。私たちはかなり早く韓国に来ていたことになる」として、K-POPブーム以前から韓国に注目していたと語った。
2007年にデビューし、20年近く活動してきたバンドらしく、安定した演奏とパフォーマンスが際立った。強烈なギターリフと共に登場したテダーは、ステージを横切りながら「Born」、「RUNAWAY」を連続で熱唱し、会場を熱くした。観客が携帯電話で撮影をはじめると、彼は手を大きく振りながら拍手を促し、ジャンプを誘った。すると、人々は携帯電話を降ろして舞台に没頭しはじめた。主催者によると、この日の入場者は5400人。20代から30代の男女のファンが客席を埋めた。
昨年1月の仁川(インチョン)での公演からわずか1年で再訪するほど、バンドからは韓国への愛がにじみ出ていた。テダーが「元気でしたか?」、「ありがとうございます」と韓国語で言うたびに、観客からは歓声があがった。彼は「家で韓国料理を作っている。プルコギが好きだ」と言ったり、公演中にお茶を飲みながら「焼酎?」と冗談を飛ばしたりもした。背景のスクリーンには故宮や漢江(ハンガン)などのソウルの風景が映し出された。
強烈な曲の間に挟まれる落ち着いたバラードでは、携帯電話のフラッシュが星のように輝いた。チェロとバイオリンが加わった「Secrets」、ピアノではじまった「Apologize」は観客の合唱を呼び起こした。「Need Your Love」、「I Ain’t Worried」、「I Lived」、「Counting Stars」と、ヒット曲が続く。「Counting Stars」はビルボード「Hot 100」2位、68週チャートインという記録を打ち立てた彼らの代表曲らしく、この日最大の「合唱」を生み出した。今回のツアーは25日の日本の東京を経てシンガポール、台湾の台北へと続く。
2026/02/24 14:19
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