ドナルド・トランプ米国大統領は17日(現地時間)、対イラン軍事作戦に関連し、もはや北大西洋条約機構(NATO)や韓国・日本・オーストラリアの支援を必要としないと述べた。特にホルムズ海峡への派兵要請に参加しなかったNATO加盟国に対し、「非常に愚かな間違いを犯した」と警告した。連邦議会の承認なしに自身の決定で可能だとし、NATO離脱の可能性を示唆しながらも「今すぐ考えていることはない」と述べ、トーンを調整した。
トランプ大統領はこの日、ソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルへの投稿を通じて「米国はNATOの『同盟国』たちから、イランのテロ政権に対する我々の軍事作戦に関与したくないという通報を受けた」と明らかにした。続いて「これは、ほぼすべての国が我々の措置に強く同意し、イランがいかなる方式や形態であれ核兵器を保有することを決して許容できないという事実にもかかわらず起きたことだ」とし、「だが、私は彼らの行動に驚かない。毎年、我々が数千億ドルを投じて保護しているNATOを一方通行路と考えてきたからだ」とした。米国はNATO加盟国を保護してきたが、いざ米国が危急な瞬間にNATOが米国を支援することはないと考えてきたという意味だ。
◇「NATO、助けてくれず…非常に愚かな間違い」
トランプ大統領は「幸いにも我々はイラン軍を焦土化させ、軍事的成功を収めたため、NATO諸国の支援をこれ以上必要としない」とした。そのうえで「日本、オーストラリア、あるいは韓国も同様だ」と述べた。これに先立ち、トランプ大統領は14日、中国・フランス・日本・韓国・英国など5カ国に軍艦派遣を要請するなど、ホルムズ海峡の安全確保のための作戦参加を強く迫ってきた。トランプ大統領が支援要請をしたにもかかわらず、NATO加盟国をはじめとする同盟国の間で進んで参加の意思を明らかにするところが出なかったため、失望感を表現し、助けを受けないという立場を明らかにしたものと分析される。
トランプ大統領はこの日午後、ホワイトハウスでアイルランドのミホール・マーティン首相との首脳会談の途中、取材陣と交わした会話でもNATOに対する強い失望感をにじませ、離脱の可能性をちらつかせる場面もあった。トランプ大統領は「NATOは我々がこれほど助けたにもかかわらず、我々を助けようとしない」とし、「NATOは非常に愚かな間違いを犯している」と非難した。続いて「私は長らくNATOが果たして我々のために立ち上がるか疑問だと言ってきたし、そのため今回の件は素晴らしい試金石だった」とし、NATOに向かって「彼らが『あなたのしていることは素晴らしいが、我々は助けない』と言うのはパートナーシップに良くない」と重ねて批判した。
◇「NATO離脱」の質問に「再考すべき問題」
トランプ大統領は「NATOを離脱する可能性はあるか」という記者の質問に「NATOに失望している。我々が赤字の中でもNATOに数年の間、数兆ドルを注ぎ込んでいるのに、彼らが我々を助けないなら、これは明らかに考え直すべき問題だ」と述べた。「その決定について議会の承認は必要なく、私が直接下せる決定だ」とも述べた。
ただしトランプ大統領は、この発言の波紋を意識したのか、すぐに「『再考する』と言ったが、現在具体的に考えていることはない。ただ、ウクライナを助けることが格段にうれしいわけではないという点は申し上げておく」とトーンを落とした。米国が2022年2月にロシアの侵攻を受けたウクライナに膨大な軍事的・非軍事的支援を行ってきたが、いざ米国がNATO加盟国の支援が必要な時期に進んで立ち上がるところがないという裏切り感を繰り返し吐露したのだ。
2026/03/18 07:11
https://japanese.joins.com/JArticle/346292