ホルムズ連合座礁で「米国ひとりぼっち」…トランプ氏、欧州に「猛烈な怒り」(1)

投稿者: | 2026年3月18日

「彼がこれほど怒っているのを見たことがありません」

ドナルド・トランプ米国大統領に近い共和党のリンゼー・グラム上院議員が17日(現地時間)、欧州同盟国のホルムズ海峡への軍事支援拒否によりトランプ大統領が非常に憤慨しているとして、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に投稿した一節だ。グラム議員は「欧州の同盟国が、ホルムズ海峡の円滑な通航維持のための資産支援を渋っている点について(トランプ)大統領と議論した。私もその怒りに共感する」と伝えた。

 トランプ大統領が推進していた「ホルムズ連合軍」の構成は、事実上、座礁した。イランが封鎖したホルムズ海峡を開放するための軍艦派遣などの支援要請に対し、同盟国が一斉に難色を示したためだ。欧州の各首脳は「今回の戦争は我々の戦争ではない」との立場を明らかにし、派兵要請を拒否している。

◇「NATOの支援は不要」…「ホルムズ連合」座礁

トランプ大統領は特に、米国が主導する安保同盟である北大西洋条約機構(NATO)加盟国がはっきりと線を引くと「非常に愚かなミスを犯した」として、極度の怒りと失望感をあらわにした。同氏は「我々はすでにイラン軍を焦土化し、軍事的成功を収めたので、これ以上NATO諸国の支援は必要ない。日本、オーストラリアあるいは韓国も同様だ」と述べた。

連邦議会の承認なしに自身の決定で可能だとして、NATO離脱の可能性をにおわせたりもした。直後に「今すぐを念頭に置いているわけではない」と発言のトーンを調節したものの、米国がこれまで数兆ドルを投じて同盟国の保護に乗り出してきたにもかかわらず支援要請に応じていないとして、激しい感情を隠さなかった。今年1月、米国のグリーンランド併合の欲求に揺れ、かろうじて修復されたかのようにに見えた米国と欧州の「大西洋同盟」が再び亀裂の兆しを見せている。

トランプ大統領の外交・安保の策士と呼ばれるロバート・オブライエン元大統領補佐官(国家安全保障担当)は同日、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)を通じて「今は大西洋同盟にとって重大な瞬間だ」とし、「自由世界と西側の牙城である米国とイスラエルを支持する上で、欧州と英国が見せている消極的な態度は、同盟国の価値に対するあらゆる否定的な感情と固定観念をさらに強化している」とした。

◇「名分のない戦争」に大西洋同盟が再び亀裂

トランプ大統領が「40年間、我々があなたがたを守ってきた」と圧力をかけたにもかかわらず、欧州の反応が冷ややかだった理由は、今回の戦争の大義名分が幅広い同意を得られなかったためだという分析が出ている。欧州で真っ先にホルムズ海峡の軍事作戦に参加しないと表明したドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、米国とイスラエルの対イラン開戦前に他国との協議がなかった点を挙げ、「この戦争はNATOの問題ではない」とした。

伝統的に米国と最も近い同盟国である英国のキア・スターマー首相も「英国はこれ以上の大きな戦争に巻き込まれない」として防波堤を築いた。トランプ大統領を「パパ」になぞらえて持ち上げ、過剰に機嫌を取っていると批判されたマルク・ルッテNATO事務総長でさえ、イラン戦争勃発直後に「明らかなのは、NATO自体はここに関与しないということだ」と一蹴した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「開戦前にいかなる形態の『有志連合』を構成しようとしたり、戦争に対する国際的な正当性を確保しようとしたりする努力は全くなかった」と指摘した。

2026/03/18 15:49
https://japanese.joins.com/JArticle/346350

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