米国・フランス・スペインにも拡大…外信も驚いた韓国24万人の「引きこもり」

投稿者: | 2024年5月28日

韓国や日本・香港などアジアで登場した社会現象である「隠遁型青年(引きこもり)」の問題について主要外信が集中的に報じた。

米CNNは25日(現地時間)、「挫折した人生、一部のアジアの若者が世の中から退く理由」という見出しの企画記事で、引きこもり問題に注目した。

 CNNは、韓国保健社会研究院の調査を引用して、2022年基準で韓国の19歳から34歳の人口のうち、2.4%にあたる24万4000人程度が引きこもりということが分かったと伝えた。高麗(コリョ)大学心理学科のホ・ジウォン教授は「多くのMZ(1980年代初め~2000年代初め生まれ)世代は完璧主義性向を持っている」とし「MZ世代は過度に自己批判的で、失敗を恐れる。また挑戦した結果が自分の基準に合わなければ非常に落ち込み、不安に思う」と分析した。

また、大家族から核家族に主な家族の形態が変わったことも要因に挙げられた。GL青少年研究財団のユン・チョルギョン常任理事は「過去には兄弟姉妹が多く、関係を結ぶ方法を学ぶことが簡単にできたが、今は共同体的な関係形成の経験が少ない」と話した。

韓国以外にも引用された日本政府の調査資料によると、日本で引きこもりが150万人に達することが分かった。日本では生活費の上昇、賃金の停滞など広範にわたる経済問題が数多くの引きこもりを量産する原因に挙げられた。香港の引きこもりは最大5万人に達することが分かった。

専門家は引きこもり現象がアジアで初めて現れたが、米国・スペイン・フランスなど他の国でも似たような問題が感知されていると指摘した。イェール大学の研究員たちは「インターネット使用の増加と対面相互作用の減少が引きこもりの全世界的拡散を主導する可能性がある」とし「コロナ禍期間にさらに多くの引きこもりの若者が発生した可能性がある」と話した。

2024/05/28 08:19
https://japanese.joins.com/JArticle/319175

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