「停戦を延長する考えはない。時間は多くない」
ドナルド・トランプ米国大統領は21日(現地時間)、CNBCとのインタビューでこのように明らかにし、交渉が決裂した場合、軍事行動を再開する可能性を示唆した。米国とイラン間の終戦交渉が差し迫っているとの観測の中でも、具体的な日程や出席者を巡って不確実性が高まり、土壇場まで情報が交錯している。
トランプ大統領はインタビューで「交渉が成立しなければ攻撃を再開するしかない」とし、「イランは選択の余地がない。米国は強い立場で交渉しており、結局は素晴らしい合意に至るだろう」と主張した。彼は「我々はイランの海軍と空軍、指導部を無力化した」とし、「軍は出動準備ができている」と強調した。また、前日に拿捕した船舶に言及し、「おそらく中国からの贈り物かもしれない」と述べ、中国によるイラン支援の可能性も提起した。これに先立ち、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」の投稿では「イランは停戦を何度も違反した」と主張し、圧力を強めた。
前日、トランプ大統領はイランとの2週間の停戦終了期限が米東部時間基準で「22日夜」だと明らかにした。彼はブルームバーグ通信との電話インタビューで、停戦終了時点の質問に対し「ワシントンD.C.時間で水曜日(22日)の夜」と答えた。米国とイランは7日に2週間の停戦に合意し、当初の期限は21日と受け止められていたが、トランプ大統領が最大限弾力的に解釈し、事実上、交渉時間をもう一日延ばしたものと解釈される。これに関連し、ロイター通信はパキスタン消息筋を引用して、停戦期限が米東部時間基準で22日午後8時(日本時間23日午前10時)だと報じた。
◇トランプ氏「米国は強い立場で交渉…イラン、選択の余地なし」
トランプ大統領は停戦延長の可能性については「ほぼない」と線を引いた。
米国側交渉団を代表するJ・D・バンス副大統領の終戦交渉出席の是非を巡っては、終日、交錯した信号が出された。トランプ大統領は同日午前、ニューヨーク・ポストとのインタビューで、バンス副大統領がパキスタンのイスラマバードに向かっていると述べたが、その後ロイター通信が「バンス副大統領はまだ米国に留まっている」と報じ、混乱が生じた。その後、ブルームバーグとのインタビューでトランプ大統領は、バンス副大統領とスティーブ・ウィトコフ中東特使、婿のジャレッド・クシュナー氏が同日(20日)午後に交渉場所であるパキスタンに向けて出発する予定だとしたが、米インターネットメディアのアクシオス(Axios)は「バンス副大統領は21日午前にパキスタンへ出発する予定」と伝えた。
交渉日程も不透明だ。トランプ大統領は交渉が「21日から」(ブルームバーグ)としたが、CNN・ロイターなどは「22日午前にパキスタンのイスラマバードで開かれる予定」と伝えた。イラン戦争に関連し、トランプ大統領のメッセージがとりわけ二転三転していることについて、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「戦争に対する公開的な虚勢の裏で、恐怖と格闘している」と分析した。
イランは戦略的曖昧さを維持し続けており、交渉に参加するかどうかさえ不透明な状態だ。イラン国営放送(IRIB)は現地時間21日午前までも「イラン代表団はパキスタンに出国していない」とし、交渉団が出発したという報道は事実ではないとした。交渉団を率いるモハンマド・バーゲル・ガリバフ議会議長も前日、X(旧ツイッター)への投稿を通じて「トランプは交渉テーブルを降伏のテーブルに変えようとしている」とし、「我々は脅威の影の下で行われる交渉は受け入れない」と述べた。
ただ、主要外信はイランが交渉に参加する可能性が高いとみている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、イランが依然としてパキスタン行きを計画中であり、バンス副大統領が出席する場合、カウンターパートにあたるガリバフ議長も出席するだろうと報じた。NYTは「イラン指導部は、終戦交渉が国家の深刻な経済危機緩和に不可欠であるという事実を知りながらも、米国に対して深い不信感がある」と指摘した。
2026/04/22 06:51
https://japanese.joins.com/JArticle/347982