「適度な運動、食事の量に注意、適正体重の維持、食後の歯磨きが、日本の中高年の健康維持の中心的な秘訣だ」
最近、日本生活習慣病予防協会が、厚生労働省が昨年末に実施した「第20回中高年者縦断調査」の結果を整理して示した内容だ。中高年者縦断調査は、2005年10月に50~59歳を対象に初めて実施された。当時、厚生労働省は50~59歳の男女4万877人を対象に健康状態に関する調査を実施し、そのうち3万4240人が回答した。厚生労働省はその後、これらの人たちを対象に20年間にわたり、健康状況を時系列的に追跡している。
昨年実施された「第20回中高年者縦断調査」では、調査対象者の年齢は60~78歳へと高くなっている。年齢が上がるにつれ、調査対象者の健康状態も悪化した。自身の健康状態を「良い」と認識する調査対象者は、1回目には85.0%に達したが、20回目の調査時には74.4%にとどまった。調査対象者の約10%が、健康状態が悪化したと認識していることになる。
では、健康を維持していると認識している人たちは、どのような生活習慣を持っているのだろうか。男性の調査対象者では、「適度な運動をする」が10.1%と最も高く、次いで、「ストレスをためない」(8.0%)、「食事の量に注意する」(7.8%)、「食後の歯磨きをする」(7.2%)、「適正体重を維持する」(7.1%)の順だった。女性の場合、「バランスを考え多様な食品をとる」が15.1%と最も高く、「食後の歯磨きをする」(14.4%)と「食事の量に注意する」(11.2%)、「適度な運動をする」(10.2%)、「適正体重を維持する」(10.1%)がそれに続いた。
健康な男女が共通して実施しているよい生活習慣は、適度な運動、食事の量に注意、食後の歯磨き、適正体重の維持だ。いずれも納得できる習慣だ。このうち、「食後の歯磨き」について日本生活習慣病予防協会は、「(歯周病による炎症によって出てくる)毒性物質が歯肉の血管から全身に入ると、さまざまな病気を引き起こしたり悪化させる原因となる」としたうえで、「歯磨きにより、歯周病をはじめとした歯科疾患が予防される」と指摘した。
日本で20年間続けられてきた今回の縦断調査は、70代と80代を健康に過ごすためには、50代からよい生活習慣を維持することが重要な投資になることをよく示している。
2026/05/16 05:00
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/56200.html