高市首相「あす議会の日程ありお酒を飲もうか悩んでいる」 李大統領「もう1日滞在できるよう電話しましょうか」

投稿者: | 2026年5月20日

日本の「おもてなし」外交に応える韓国の「ソンビ精神」外交。

李在明(イ・ジェミョン)大統領の故郷である慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)で19日に開かれた韓日首脳会談を貫く修飾語は、ソンビ(韓国の文人)精神が光る、真心の込もった歓待だった。1月に高市早苗首相の故郷である奈良県で開かれた首脳会談当時、日本側が「おもてなし外交」を披露したとすれば、今回は韓国側が「君子は友を迎えるにあたり誠意を尽くす」という安東のソンビ精神を込めて歓待した。

 今年に入り2回目となった韓日首脳のシャトル外交は、李大統領が午後1時40分ごろ、首脳会談会場である安東市内のホテル入口で高市首相を直接出迎えることで始まった。高市首相が乗った車両がホテル入口に入ってくると、伝統儀仗隊と吹打隊がアリランを演奏しながら護衛した。高市首相が車のドアを開けて降りると、立って待っていた李大統領は明るく笑いながら拍手した後、握手を交わした。

公式首脳会談だけで3回目となる両首脳は互いの肩をたたきながら喜びを表した。李大統領は「地方の小都市までご足労いただきました。私は昨夜から待っていました」と挨拶し、高市首相は吹打隊と伝統儀仗隊を指しながら「素晴らしいです。ありがとうございます」と応じた。高市首相は会談会場に入る前、吹打隊と取材陣に向かっても丁寧に腰を曲げて挨拶した。

李大統領はソンビや両班(ヤンバン)、花嫁などさまざまな表情の顔の安東河回(ハフェ)仮面9点が並んだ木彫額縁、紅参(乾燥させた高麗人参)と韓紙で作ったレザーバッグを朝鮮通信使行列図で包装した「朝鮮通信使セット」などを高市首相に贈った。姜由楨(カン・ユジョン)青瓦台首席報道官は「朝鮮通信使当時、両国間の象徴的交流品目の一つだった韓紙レザーバッグと紅参も準備し、長い間続いてきた両国の固い絆を込めた」と説明した。高市首相も自身の故郷である奈良県で生産した陶製の伝統杯と、福井県で製作したチタン眼鏡フレームを李大統領に贈った。

会談後の晩餐では、朝鮮時代の宗家で貴賓を迎える際に振る舞われたといわれる若鶏煮込み「煎鶏児(チョンゲア)」がメイン料理として提供された。煎鶏児は安東地域の宗家に伝わる古料理書『需雲雑方(スウンジャッバン)』(宝物第2134号)に登場する夏の滋養食だ。今日韓国全土へと広がった安東チムタクの原型でもある。李大統領は「高市首相のため、唐辛子粉をすべて入れない料理として準備した」と紹介した。

また、安東の伝統酒である太師酒(テサジュ)・安東焼酎とともに、高市首相の故郷である奈良県の日本酒が晩餐酒としてともに出された。両国の和合を願う趣旨が込められている。高市首相が「明日議会の日程があり、お酒を飲むべきか非常に悩みました」と言うと、李大統領は「私が電話して、もう1日滞在できるようにしましょうか」と冗談で返す場面もあった。

李大統領は晩餐の挨拶で「故郷である安東で高市首相を迎えることになり、さらに意義深い」とし、「両国が『近くて遠い隣国』ではなく、絆と信頼を土台に共にする『近くてさらに近い関係』になることを願う」と述べた。高市首相は「会談会場へ移動する間、街頭で歓迎してくれた安東市民に深い印象を受けた」とし、「次のシャトル外交は日本の地方温泉都市で続けられたらと思う」と述べた。

両首脳は晩餐後、在日韓国系音楽家の梁邦彦氏のピアノ演奏を鑑賞した後、河回村(ハフェマウル)の渡し場へ移動し、船遊綱火遊びとパンソリ公演を観覧した。両首脳は河回村万松亭(マンソンジョン)の松林から、川の向こうの芙蓉台(プヨンデ)まで綱に吊された花火が風に舞う壮観を並んで座って眺めながら、両国関係の発展を改めて誓った。

2026/05/20 06:50
https://japanese.joins.com/JArticle/349302

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