韓日首脳が会談、原油相互融通など協力強化で一致

投稿者: | 2026年5月20日

李在明(イ・ジェミョン)大統領が19日、日本の高市早苗首相と李大統領の故郷である慶尚南道安東(キョンサンナムド・アンドン)で105分間にわたり会談し、中東情勢にともなうエネルギー供給網危機に共同対応することにした。韓日両国は原油・石油製品や液化天然ガス(LNG)が不足する際に互いに融通する「エネルギースワップ」も推進することにした。ホルムズ海峡封鎖でエネルギー需給不安の直撃弾を受けた両国が手を取り合ったのだ。

会談後の共同メディア発表で李大統領は「両国は核心エネルギー源であるLNGと原油分野の協力もさらに強化することにした。3月に締結されたLNG需給協力協約書を基に両国間のLNG協力を拡大する一方、原油需給と備蓄と関連した情報共有と疎通チャンネルもまた深めていくことにした」と明らかにした。高市首相もやはり、「エネルギー供給強靱化、原油・石油製品、LNGの相互融通とスワップ(交換)取引を含む日韓両国のエネルギー安全保障強化を柱とする協力に共同で検討することで一致したことを歓迎する」と話した。

 この日発表された韓日原油スワップ構想は、両国の長所を合わせ原油とナフサなど石油製品供給網協力体系を構築する意味がある。韓国は原油を石油製品に精製する能力が日本より優れており、日本は原油備蓄量が比較的多い。青瓦台(チㅎョンワデ、韓国大統領府)の姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官は「今回の首脳会談を契機に、原油、石油製品のスワップと相互供給に関連した官民対話を奨励することにした」と明らかにした。LNGと関連しては世界1位と2位のLNG購入企業である韓国ガス公社と日本のJERAがLNG運搬船交換など協力関係を構築してきたものをさらに発展させることにした。

李大統領と高市首相は不安定な国際情勢の中で両国協力が重要であるということで一致した。李大統領は「いま国際情勢は暴風雨が吹き荒れており、いつになく友好国間の協力と疎通が必要な時」と述べた。両首脳は昨年10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に初めて会談し、この日まで3回会談をした。李大統領は「首相は昨年10月に就任したがすでに4回目の会談だ。韓日間のシャトル外交の真の姿」と評価した。

◇対北朝鮮関連では微妙な温度差

李大統領は共同メディア発表では「韓日そして韓米日協力の重要性も再確認した」と話した。その上で「韓中日3カ国が互いに尊重して協力し共通の利益を模索することが重要だと強調した」と述べた。ただ中国とぎくしゃくした関係の高市首相は中国に対する言及はなく「日米同盟、韓米同盟」だけを強調した。

韓半島(朝鮮半島)平和と北朝鮮問題に対する対話も交わした。李大統領は「韓半島情勢に対し深い意見を交わした。私は南北が平和共存しともに成長する『戦う必要のない平和の韓半島』を構築するという韓国政府の立場を説明した」と明らかにした。

これに対し高市首相は「ミサイル問題を含む北朝鮮への対応について議論し行い、日韓・日韓米で緊密に連係して対応していくことを改めて確認した」と北朝鮮の核問題への協力に傍点をつけた。その上で「(北朝鮮による日本人)拉致問題の即時解決に向け大統領からいただいている支持に改めて感謝申し上げる」とも言及した。ただし姜報道官は事後会見で「(李大統領は)韓半島の完全な非核化と恒久的平和構築に対する確固とした意志を繰り返し強調した」として「韓半島非核化」に言及した。

歴史問題と関連し李大統領は「日本の長生炭鉱で発掘された遺骨のDNA鑑定が近く始まる。両国が歴史問題において人道主義的事案から協力していく小さいけれど意味のある第一歩になるだろう」と話した。しかし1月の首脳会談で合意した長生炭鉱の遺骨DNA鑑定を除き歴史問題に対する議論は追加で行われなかった。

2026/05/20 07:04
https://japanese.joins.com/JArticle/349305

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