会談を終えた両首脳は、47ページにわたる「全面的戦略協力をさらに強化し、善隣友好協力を深化する共同声明」に署名した。また、「世界多極化と新型国際関係提唱に関する共同声明」と、経済・教育・科学技術など20件の協力文書署名式に出席した。トランプ大統領にはなかった共同記者会見も行った。プーチン大統領はトランプ大統領と異なり、李強首相とも別途会談を行った。
この日、両首脳はエネルギー協定も締結した。プーチン大統領は記者会見で、中国に石油・ガス・石炭を途切れることなく供給すると宣言した。「ロシアは石油・天然ガス(液化ガス含む)・石炭を中国に最も多く輸出する国の一つだ」とし、「急成長する中国市場に途切れることなく安定して供給する準備ができている」と述べた。
ロシアは台湾問題で中国を確固として支持すると宣言した。この日、ロシアが先に公開した共同声明で、「一つの中国原則に対する確固たる意志を再確認する」とし、「中国の統一達成のためのあらゆる措置を確固として支持する」と明らかにした。
また、豆満江(トゥマンガン)を通じた中国の東海(トンへ、日本名・日本海)進出も議論された。共同声明は「北朝鮮とともに3者形式で、豆満江を通じた海上アクセスに合意を導き出す」と明記した。中国の東海出海権が、朝中ロ密着構図の中で実質的協力カードとして現実化するとの見方が出ている。
特に、会談の主要議題として中ロのエネルギー協力事業である「シベリアの力2」が扱われたと、外信は伝えた。習主席はイラン戦争に関連し、「中東と湾岸情勢が戦争から平和へ変わる重要な転換点に立っている」として、両国エネルギー協力を強調した。クレムリンも「プーチン大統領がきょうの会談で、『シベリアの力2』ガスパイプライン事業に関する全般的合意が成立したと述べた」と伝えた。シベリアの力2は、ロシア・ヤマル半島から中国へ天然ガスを輸送するガスパイプライン建設事業だ。
ただ、北朝鮮の核の非核化は共同声明に盛り込まれなかった。「両国は外交的孤立、経済制裁、強圧的圧力、北朝鮮の安全を脅かすその他の手段に反対する」とし、北朝鮮を一方的に支持した。2024年声明には盛り込まれていなかった内容だ。韓国の立場は盛り込まれなかった。
この日、プーチン大統領はさらに、善隣友好協力条約締結25周年記念晩餐会と、両国からそれぞれ4人だけが参加する茶会を最後に、24時間の訪中日程を終えた。茶会は、トランプ大統領を招待した中南海(習主席の執務室兼官邸)ではなく、人民大会堂の北京庁で行われた。プーチン大統領はさらに、来年ロシアに習主席を公式招待した。
一方、この日、米誌タイムは消息筋を引用し、早ければ来週、習主席が北朝鮮を国賓訪問する可能性があると報じた。習主席は2019年6月に平壌を国賓訪問しており、先月、王外相が平壌を電撃訪問したことで、習主席の訪朝可能性が提起されていた。
2026/05/21 08:48
https://japanese.joins.com/JArticle/349383