韓国海洋警察、ゴムボートで密入国の中国反体制活動家の董広平氏を書類送検

投稿者: | 2026年6月11日

ゴムボートに乗って韓国に密入国を試みた中国の反体制活動家、董広平氏が送検された。

忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)海洋警察署は10日、出入国管理法違反容疑を受けている董氏を不拘束送検したと明らかにした。海洋警察によると董氏は中国山東省から小型ゴムボートに乗って出発し、泰安で密入国を試みたが、先月25日9時36分ごろに西格飛島(ソギョクビド)の北西約18キロメートル付近で操業中だった船舶の通報を受け現場で検挙された。操業中に正体不明のゴムボートを発見した船長と船員は、漁業安全操業局を通じて海洋警察に通報した。通報を受けた海洋警察は警備艇を急派し、董氏を検挙した後26日午前3時ごろ警察署に移送した。

 海洋警察は董氏の逃走の可能性が高いと判断して拘束令状を申請したが、大田(テジョン)地裁瑞山(ソサン)支院は先月28日、「逃亡や証拠隠滅の恐れがあるとは言いがたい」として令状申請を棄却した。その後大田出入国外国人事務所に身柄が移された董氏は、翌29日に仁川(インチョン)出入国外国人庁に再び移された。

拘束令状棄却後、泰安と仁川を行き来しながら捜査を進めた海洋警察は、董氏に出入国管理法違反容疑を適用し、不拘束状態で送検した。董氏は海洋警察の調べに「密入国が目的ではなく助けを要請しに来たもの。当初の目的地は韓国ではなく日本だ」という趣旨で陳述した。董氏は先月28日に大田地裁瑞山支院で開かれた拘束前被疑者尋問(令状実質審査)前に、取材陣に「ここ(韓国)を通じてカナダに行くだろう。カナダ政府が助けてくれるよう望む」と話した。現在カナダには董氏の妻と娘が居住しているという。

◇董氏「家族いるカナダに行きたい」

米ニューヨーク・タイムズなどによると、中国で警察と軍人として服務した董氏は、天安門事件の犠牲者を追悼する請願書に署名したという理由で1999年に罷免された。2014年に天安門追悼行事に参加して拘禁されてからも何回も中国脱出と強制送還などを繰り返している。

一方、法曹界は董氏に対する調査が進行中であるだけに裁判結果が出るまでは強制送還の可能性は高くないものと予想する。これと関連して、法務部の鄭成湖(チョン・ソンホ)長官はメディアとのインタビューで「董氏の密入国目的が何かを検討し慎重に処理するだろう」と明らかにした。

2026/06/11 10:18
https://japanese.joins.com/JArticle/350382

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