初戦で「コレア」叫んだ観客が次戦はメキシコ応援…韓国代表、豪雨より恐ろしい「変数」

投稿者: | 2026年6月15日

12日夜(現地時間)、メキシコのグアダラハラに雷を伴う豪雨が降った。取材陣を乗せたタクシーは道を見つけられず、同じ場所を10周も回った。記者団のホテルは停電になり、代表チームの宿舎前の道路は冠水して交通が完全に遮断された。6月から雨季に入ったグアダラハラは日中は28度前後と蒸し暑く、午後8時を過ぎるとこのように豪雨に急変する。

天はひとまず第1戦で韓国の味方をした。韓国代表が6日にグアダラハラ入りして以降、雨が降らなかった日はわずか2日だけだったが、このうち1日がチェコ戦が行われた11日だった。豪雨になれば心血を注いだ高地適応戦略が水の泡となり、チェコの空中戦にやられていたかもしれない。

 18日午後7時(日本時間19日午前10時)に同じスタジアムで行われるメキシコ代表との第2戦は、天気予報によると降水確率50~55%だ。雷を伴うにわか雨が降る可能性は十分にある。韓国代表が雨の中でW杯の試合をするのは、2010年南アフリカ大会のウルグアイ代表との決勝トーナメント初戦(1-2で敗戦)以来、事実上初めてとなる。現地の気候に慣れているメキシコの選手たちとは違い、韓国の選手は濡れた芝のため滑る可能性が高い。グラウンドの状態に合わせたスタッド(スパイクのポイント)の選択など準備が不可欠だ。

天気よりも恐ろしい変数がある。チェコ戦で「コレア(韓国)」と叫んでいたメキシコの観衆が今度は敵に回る。11日のメキシコシティでの開幕戦では約8万1000人がスタジアムを埋め尽くした。大歓声は外国人なら今すぐにもスタジアムを飛び出したくなるほど圧倒的だった。グアダラハラに暮らす韓国人は「第1戦は現地で応援したが、第2戦はあきらめた」とし「メキシコはサッカーに熱狂的な国だ。韓国が勝利する場合、興奮したファンがどのような行動をするのか正直恐ろしい」と語った。ただ、メキシコのファンは自国チームが精彩を欠いたりミスをしたりした場合も野次を浴びせる「諸刃の剣」でもある。

元韓国代表監督の車範根(チャ・ボムグン)氏は「ホームファンの応援がメキシコの士気を極大化する一方、我々にとっては大きな負担になるはず」とし「先に失点せずに持ちこたえることが最も重要だ」と指摘した。車氏は両チームが2-2で引き分けると予想した。

開幕戦で南アフリカを2-0で撃破したメキシコは、前方からの強いプレスと速い攻守転換を武器とする。警戒対象の筆頭は帰化アタッカーのフリアン・キニョネスだ。サウジアラビアリーグで33得点し、クリスティアーノ・ロナウドを抑えて得点王に輝いたキニョネスは、開幕戦でも大会1号ゴールをマークした。ベテランのラウル・ヒメネス(ウルバーハンプトン)のヘディング、17歳の新星ジルベルト・モラ(ティファナ)の創造性も警戒が必要だ。

しかしメキシコにも隙はある。開幕戦では先制ゴール後に主導権を失い、相手の退場で数的優位になってからも試合運びが滑らかでなかった。最大の変数は「メキシコの金玟哉(キム・ミンジェ)」とも言える核心的なDFセサル・モンテス(ロコモティフ・モスクワ)の不在だ。開幕戦での退場処分のため韓国戦には出場できない。代役に挙がるキャプテンのエドソン・アルバレス(フェネルバフチェ)は負傷明けで試合勘に疑問符がつく。

豪雨となる可能性のある水中戦、8万人の観衆による敵対的な歓声、揺れるメキシコの守備陣。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が率いる韓国代表がこれら3つの変数をどのように読み解いて対応するかが1次リーグ早期突破のカギとなる。メキシコメディアは孫興慜(ソン・フンミン)、李康仁(イ・ガンイン)、黄仁範(ファン・インボム)を集中マークの対象に挙げている。

2026/06/15 11:05
https://japanese.joins.com/JArticle/350537

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