「ニッポン、ニッポン、ニッポン」。
21日(日本時間)、北中米ワールドカップ(W杯)グループリーグF組第2戦の日本対チュニジア戦が行われたメキシコ・モンテレイスタジアム。南側スタンドでは、日本サッカー代表の象徴である青いユニホームを着た「ウルトラス・ニッポン」(日本サポーター集団)をはじめとする日本ファンが声を上げた。すると反対側のスタンドからは「ハポン(スペイン語で日本)、ハポン、ハポン」と応じる声が返ってきた。メキシコの緑色のホームユニホームを身にまとい、体や頭に日の丸を掲げたメキシコのファンたちだった。
まるでホームの東京で行われる日本代表戦のような錯覚を覚えた。日本は早くからメキシコに日産やトヨタなどの大企業が進出している。このため現地では日本に非常に友好的だ。日本はまるでホームの東京で試合をしているかのような強さを見せた。
日本サッカーの勢いが恐ろしい。グループリーグ第1戦では優勝候補のオランダと対戦し、2-2の引き分けに持ち込んだ。そしてこの日の第2戦ではチュニジアを4-0で完破した。オランダ戦では2度リードを許しながらも2度とも追いついたこと、チュニジア戦では先制後も緊張を緩めず相手を追い詰める積極的な姿勢などは、日本が今大会の舞台でどれほど自信に満ちているかを示している。
日本は2002年韓日大会のグループリーグ(2-0勝利)に続き、W杯の舞台でチュニジア戦2連勝を飾った。日本がW杯本大会で4点差以上の勝利を収めたのも初めてだ。同時に、アジア勢によるW杯1試合最多得点記録でもある。日本はW杯史上1000試合目の試合で勝利を収めるという二重の喜びも手にした。
日本(6得点)は、「死の組」と呼ばれるF組で、この日スウェーデンを5-1で破ったオランダ(7得点、以上勝ち点4、得失点差+4)と勝ち点、得失点差で並んだが、総得点で及ばず組2位となった。
日本は前半4分で先制に成功した。鎌田大地が巧みなヒールキックで先制ゴールを決めた。日本のW杯史上最速得点記録だ。続いて上田綺世が前半31分、強烈な右足シュートでゴールネットを揺らした。後半も日本の波状攻撃は続いた。
日本サッカーの恐ろしい点は、主力選手が大量離脱した状況でもパフォーマンスが揺らがなかったことだ。三笘薫、南野拓実、遠藤航が負傷で戦列を離れた。韓国に例えれば、孫興慜(ソン・フンミン)、黄仁範(ファン・インボム)、李在城(イ・ジェソン)が同時に欠場したようなものだ。主力FWの久保建英までもが膝の負傷で欠場した。それにもかかわらず戦力低下はほとんど感じられなかった。相手のプレスを受けても自信を持ってショートパスで突破する組織的なサッカーで相手を圧倒した。
森保一監督率いる日本は、相次ぐ負傷者という悪材料を持ち前の「システムサッカー」で克服した。日本サッカーは短く正確なパスを軸としたチーム戦術を先に構築し、そのシステムに最適化された選手を各ポジションに配置する方式だ。監督が交代したり主力級の選手が抜けたりしても、チーム全体の枠組みやプレースタイルが崩れないようマニュアル化されている。この日の日本は、2010年代に黄金期を築いたスペインの「ティキ・タカ」のように速く正確なパスでチュニジア守備陣を揺さぶった。海外メディアは、今や決勝トーナメントでどの強豪国も対戦したくないチームに日本を挙げており、日本のW杯優勝という目標も夢物語ではなくなっている。
2026/06/22 06:44
https://japanese.joins.com/JArticle/350844