「韓国では大統領が乗り出すと監督が辞任」…海外メディアが見た「洪明甫辞任」

投稿者: | 2026年6月29日

「李在明(イ・ジェミョン)大統領が北中米ワールドカップ(W杯)敗退の原因を『無能な人々』の責任と指摘すると、韓国代表監督が辞任した」

英紙ガーディアンは29日(日本時間)、サッカー韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が自ら辞任したことをこのように報じた。今大会の結果をめぐり、韓国政界が積極的に動いて洪監督の辞任に圧力をかけたとして、韓国国内の雰囲気を伝えた。

 ガーディアンをはじめとする主要海外メディアは、このような政界の介入を大きく取り上げた。韓国と同様にグループリーグ敗退となった他国とは異なり、大統領までもが対応に乗り出すケースは一般的ではないためだ。

これに先立ち、李大統領は28日、X(旧ツイッター)で「結局、人事がすべてであることが改めて証明された。能力より身内かどうかを重視し、無能な人物を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかだ。文化体育観光部は改善策を徹底的に講じてほしい」と厳しく批判していた。

グループリーグ敗退の責任を取って監督が退任すること自体は珍しいことではない。今大会でもスコットランド代表のスティーブ・クラーク監督が辞任し、チュニジアはスウェーデンとの初戦で1-5の大敗を喫したサブリ・ラムシ監督を解任した。しかし、韓国のように政治指導者が大規模な改革を要求するケースは多くない。

海外メディアの関心も韓国政界に向けられた。米スポーツ専門局ESPNは、「グループリーグ敗退が決まってから24時間もたたないうちに洪明甫監督は辞任を発表した。今回の決定には、代表監督を『無能』と厳しく批判し、代表チームのシステム点検を求めた李在明大統領の発言が少なからず影響した」と分析した。米紙USAトゥデイや英メディア「Goal.com」も、洪監督辞任の経緯よりも、李大統領のXへの投稿内容をより詳しく報じた。

「予想されていた結果」との見方もあった。ガーディアンは、「洪監督は今大会開幕前からファンや韓国内のメディアから大きな反感を買っていた。2024年7月のホーム戦ではブーイングも浴びた」とした上で、「韓国は南アフリカ戦で引き分けるだけでも32強進出が可能だったが、洪監督はベテラン主将の孫興慜(ソン・フンミン)を先発から外す大胆な決断を下した。しかし、この賭けは失敗に終わった」と伝えた。2年前の監督選任時から不公正論争が続いてきた韓国代表の状況を指摘した分析だ。

洪監督が現役時代に活躍した日本でも大きな関心を集めた。日刊スポーツは、「日本のJリーグでは97年からベルマーレ平塚、99年から柏レイソルでプレーした。04年に現役を退き、09年に代表監督に就任。12年ロンドン五輪では韓国初の銅メダルに導いた」とし「14年W杯ブラジル大会では1次リーグ敗退に終わって辞任した」としながら今大会でもグループリーグ敗退の責任を取ったと伝えた。

デイリースポーツは、洪監督が辞任したこの日に、韓国のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングは25位から32位へと下落したと報じた。30位台への転落は2021年以来、約5年ぶりだ。

2026/06/29 14:23
https://japanese.joins.com/JArticle/351259

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