【コラム】侍ブルーの自信…日本サッカーの力はシステムにある

投稿者: | 2026年6月29日

日本は大きな目標を前面に出すより「1試合1試合に最善を尽くす」という慎重な言葉を美徳と考えてきた。その日本が今回の北中米ワールドカップ(W杯)では「優勝するために来た」と堂々と宣言した。根拠がない自信ではない。長い時間を投じて準備してきたシステムがいま実を結び始めたのだ。

日本サッカーの力はシステムにある。日本サッカー協会はJリーグ発足以降、幼少年育成と指導者教育に着実に投資し、パスやボールコントロールなど基本技中心の技術サッカーを一貫して追求してきた。学校のサッカー部とクラブシステムを統括するこの哲学は全国に広がり、日本サッカーの共通した競技スタイルを築く土台となった。

 底辺も広い。日本サッカー協会の登録選手は80万人を超え、高校サッカーだけでも4000前後で韓国の20倍にのぼる。全国高校サッカー選手権が「冬の甲子園」と呼ばれるほどサッカーは生活の中に根付いている。

日本サッカー協会は2005年に「2050年W杯優勝」を長期ビジョンとして掲げた。監督が交代しても哲学は揺らがず、若い選手にとってJリーグは欧州進出の出発点となった。いまや欧州各国のリーグで活躍する日本の選手は100人を超える。数人のスター選手ではなく、同じ哲学で育った選手たちが着実に輩出される構造が競争力の源泉だ。

こうしたサッカーの進化方式は日本社会とも似ている。日本は天才を待つよりシステムを構築し、短期の成果より時間を蓄積することに慣れている。「カイゼン(改善)」という言葉のように完成を宣言するよりも、絶えず整えて改善していく文化が社会に浸透している。自動車と素材・部品産業で品質と技術を標準化して競争力を向上させたように、サッカーでも個人の才能よりも技術と練習の標準化を先に構築した。侍ブルーは日本サッカーの顔でなく、時間をかけながらシステムを構築して競争力を高めた日本という国の顔だ。

パク・ソヨン/論説委員

2026/06/29 11:17
https://japanese.joins.com/JArticle/351247

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