アルゼンチンはサッカーでも負けてマナーでも負けた。
アルゼンチンは20日(日本時間)、米ニューヨーク/ニュージャージー競技場で行われた北中米ワールドカップ(W杯)決勝戦で延長戦の末、スペインに0-1で敗れた。
終了のホイッスルが鳴ると、アルゼンチンのMFレアンドロ・パレデス(ボカ・ジュニアーズ)がスペインの選手の方へ駆け寄って拳を振り回す醜態をさらした。
理性を失ったパレデスは意図的に突進してスペインのエリック・ガルシアを後ろから押し倒した。さらにこの場に駆けつけたスペインのガビを地面に投げ倒し、ビブスをつかんで顔を何度か押した。これにより両チームの選手たちが入り乱れてもみ合いになった。
すでに試合は終了していたが、主審はパレデスにレッドカードを出した。パレデスはロドリゴ・デ・パウルとともに「メッシのボディーガード」と呼ばれる選手たちだ。メッシが相手からファウルを受けると駆けつけて守る役割だが、今回の行動は容認できない暴力行為だった。最も神聖であるべきW杯の決勝戦が醜悪な場面で終わった。
イングランド代表だったアラン・シアラーBBC解説委員は「パレデスは相手の顔に2、3回強く拳を振るった。決して許されない行動だ」とし「敗戦がどれほどの苦痛であるかはよく知っている。しかし敗れても品格を維持するべき」と批判した。続いて「我々はアルゼンチンのこのような姿を何度も見てきた。終了のホイッスルが鳴った後の行動は本当に恐ろしい」と非難した。
シアラー氏が指摘したようにパレデスが大きな試合で暴力的な行動に及んだのは今回が初めてではない。パレデスは前回の2022年カタールW杯のオランダとの準々決勝でも最悪の非紳士的な行為で世界中から公憤を買った。当時、パレデスは激しいタックルでファウルをした直後、転がったボールをそのままオランダ代表のベンチに向けて強く蹴った。これに激怒したオランダの控え選手やコーチングスタッフがピッチに飛び出し、両チームによる激しいもみ合いに発展した。あれから4年が経過したが、W杯決勝という最も大きな舞台でまたも悪い癖が再発した。
マンチェスター・ユナイテッドでプレーしたゲリー・ネビルはITVを通じて「恥ずべきことだ。アルゼンチンの選手の闘志や懸命なプレー、メッシがチームを率いてきた点は本当に素晴らしかったが、ここ数試合で彼らが見せた行動は失望を禁じ得ない」と批判した。
これに先立ちアルゼンチンは後半終了間際にエンソ・フェルナンデスがパウ・クバルシに激しく突進して退場処分となっていたが、パレデスまで含めて2人が退場となった。フェルナンデスはピッチを離れる際、放送用のマイクを蹴飛ばした。アルゼンチンはW杯決勝戦で退場処分となった歴代6人目、7人目の選手という不名誉な記録を残すことになった。
パレデスだけでなく、この日、アルゼンチンのナウエル・モリーナがスペインのロドリに向けて拳を突き出すような行為をしていたとも伝えられた。アルゼンチンのDFクリスティアン・ロメロは準優勝メダルの授与式でトランプ米大統領をちらっと見つめて握手を拒否した。
2026/07/20 11:45
https://japanese.joins.com/JArticle/352241