GSカルテックスが日本の世界的化粧品原料流通企業の住商コスメティクスと組んで親環境化粧品原料事業拡大に出る。GSカルテックスは13日、東京で住商コスメティクスと グリーンダイオール原料化粧品市場開拓、世界的ホワイトバイオ事業先導に向けた覚書を締結したと明らかにした。
グリーンダイオールはGSカルテックスが世界で初めて大量生産技術を開発した天然物質で、保湿・抗炎症効果などがある「2,3ブタンジオール」のブランド名だ。今回の協約でGSカルテックスは住商コスメティクスにグリーンダイオールを供給する。
住商コスメティクスは世界的商社である住友商事の子会社だ。GSカルテックスは韓国、北米、欧州、南米などに広がる住商コスメティクスの世界的ネットワークを活用して日本を含む海外販売チャンネルを強化していく計画だ。GSカルテックスは「グリーンダイオールの海外販売量が2019年に比べ2023年に約160倍に増加するなど販売増加傾向が速い」と明らかにした。
合わせて住商コスメティクスはグリーンダイオールに対する日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)許可を推進する。PMDAの許可を受ければグリーンダイオールは一般化粧品原料だけでなく、しわ改善や美白など各種機能性化粧品の原料で使えるようになり、供給対象が広くなる。
GSカルテックス技術研究所のクォン・ヨンウン所長は「今回の協約を通じグリーンダイオールの世界市場拡大が加速化すると期待する。ホワイトバイオ事業先導企業として跳躍し新たなビジネスチャンスを創出していくだろう」と話した。ホワイトバイオはトウモロコシ、大豆、木材類など再生可能な植物資源を原料に化学製品やバイオ燃料などを生産する技術だ。
2024/06/13 17:57
https://japanese.joins.com/JArticle/319871