「韓国で船積みの精製油3万トンがロシア行き…異例の取引」

投稿者: | 2026年8月8日

ウクライナのエネルギー施設攻撃で燃料が不足するロシアに韓国で船積みされた精製油が搬入されたことが明らかになったという報道があった。

ロイター通信は7日(現地時間)、船舶追跡会社ケプラー(Kpler)とエネルギー市場分析会社ボルテクサ(Vortexa)の資料、および貿易業界の情報筋のを引用し、「今年7月末に韓国からロシアに約3万トンの精製油が輸送された」と報じた。続いて今回の取引を「異例の取引(unusual trade)」と評価した。韓国からロシアへの過去の燃料輸送は、2022年2月に麗水(ヨス)から出発した航空燃料2万2000バレルで、ロシア極東のウラジオストクで引き渡された。

 資料によると、蔚山(ウルサン)港の貯蔵タンクから少なくとも2隻の短距離タンカーに燃料が積載され、ロシア極東地域に向けて出港した。複数の情報筋は積載された貨物に軽油が含まれているとし、ある情報筋は航空燃料も積まれたと伝えた。また、船舶1隻はすでにロシアに到着しているが、まだ荷役は行われていないと説明した。

韓国の産業通商資源部はロイターの論評要請に応じず、ロシアのエネルギー省も回答しなかった。

今回の取引の背景には、ウクライナのエネルギー施設攻撃によるロシアの燃料不足が挙げられる。ロシアは通常、軽油輸出国であり、2022年のウクライナ侵攻以降、西側諸国の制裁下でもブラジルやトルコ、西アフリカなどに軽油を輸出してきた。しかしウクライナがロシアの製油施設や貯蔵施設などエネルギーインフラを攻撃したことで燃料の需給に支障が生じた。これを受け、ロシアは軽油とガソリンの輸出禁止措置を来年1月まで延長し、一部の制限は9月1日に緩和することにした。

実際、最近も韓国経由でのロシアの燃料調達の試みがみられた。先月、ロシアが日本産航空燃料を少なくとも20万バレル、韓国経由で輸入する予定というロイター通信の報道があった。しかし、その後、船積みは行われなかったという。日本政府はロシアに対する航空燃料輸出禁止措置には第3国経由や海上積み替え方式も含まれると明らかにした。

2026/08/08 13:41
https://japanese.joins.com/JArticle/353228

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