日本の高市早苗首相が、韓国の光復節81周年であり、日本の敗戦の日(終戦の日)でもある15日、靖国神社に向けて「遠隔参拝」を行った。敗戦の日に際した戦没者追悼式での式辞では、「反省」と「不戦の誓い」に触れなかった。韓国政府は、日本の指導者たちによる供物の奉納と参拝が「歴史を忘却した時代錯誤的な行為」だと批判した。
毎日新聞や共同通信などは16日、高市首相が前日、全国戦没者追悼式に出席するために訪れた東京・日本武道館の駐車場から数百メートル離れた靖国神社の方角に向かって、「遥拝(遠く離れた場所から神仏や皇居、神社などをはるかに仰ぎ見て拝むこと)」を行ったと報じた。2回深くお辞儀をし、2回拍手した後、再び1回深くお辞儀をする(二拝二拍手一拝)という正式な神社参拝の礼法に従ったという。首相官邸の関係者も「靖国神社に向かって遥拝した」と説明した。高市首相は就任前には、敗戦記念日に靖国神社を訪れていた。日本帝国はかつて、植民地住民に対し、天皇がいる皇居の方向に向かって頭を下げる「皇居遥拝」または「宮城遥拝」を強いたものと知られている。
現職の首相が敗戦の日に、太平洋戦争のA級戦犯14人などが合祀されている靖国神社に向かって拝礼を行ったのは異例のことだ。2006年以降、日本の現職首相たちは参拝の代わりに、供物の代金を私費で奉納してきた。高市首相はこの日、遠隔参拝とともに奉納も行なった。小泉進次郎防衛相など日本の現職閣僚らは、7年連続で参拝を続けた。
高市首相は追悼式で「戦争の惨禍を繰り返さない」と述べたものの、日本の侵略によって近隣諸国が被った被害や「反省」、「不戦の誓い」については言及しなかった。これらの表現は、安倍晋三元首相が再政権を握った際に追悼式辞から除外したが、昨年、石破茂前首相が13年ぶりに用いたもの。安倍元首相を「政治の師」と仰ぐ高市首相は、これを再び追悼演説から除いたのだ。
韓国外交部は15日、報道官の論評を発表し、「日本の過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀した靖国神社に、日本の責任ある指導層が再び供物を奉納したり参拝を繰り返したりしたことに対し、憤りを禁じ得ない」と述べた。さらに、日本の指導者たちに対し「歴史を直視し、過去に対する謙虚な省察と真摯な反省を行動で示すこと」を求め、これが信頼に基づいた未来志向の韓日関係の重要な基盤であると強調した。
中国外務省も「靖国神社は日本の軍国主義の精神的道具であり象徴だ」として、日本に厳重に抗議した。日本の政治家たちの行動を「歴史的正義に対する侮辱であり、戦後の国際秩序に対する挑発」としたうえで、侵略の歴史を反省するよう求めた。
2026/08/16 22:06
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