イエメンの反政府武装組織フーシ派が10日(現地時間)、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港を攻撃し、少なくとも12人が死亡、309人が負傷した。死者に米国人1人が含まれるなど被害が深刻化したことを受け、ドナルド・トランプ米大統領も軍事介入を示唆した。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、今回の攻撃は、過激派組織「イスラム国」(IS)が2015年に起こしたテロ以来、サウジアラビアで最も多くの死者を出した国外勢力による攻撃となった。2月のイラン戦争開始以降、湾岸諸国が受けた人的被害としても最大規模だ。フーシ派は4日、サウジアラビアとイエメン政府軍が大規模攻勢を宣言した後、むしろ勢いを増している。キング・ハーリド国際空港は8日にも攻撃を受け、操縦士ら3人が死亡した。空港は一時閉鎖されている。サウジアラビアは15日まで学校の授業をオンラインで行うことを決めた。
フーシ派は、領土全体を防衛できないサウジアラビアの限界を把握し、空港や製油施設など攻撃対象を変えながら、同国の防空戦力を消耗させている。フーシ派のヤヒヤ・サリー報道官は11日、「メッカとメディナの空港を除くすべての場所が潜在的な攻撃目標だ」と述べ、サウジアラビアの空港や領空を利用しないよう警告した。韓国外交部は11日午後10時(日本時間)以降、サウジアラビア全域の渡航警戒レベルを第3段階(出国勧告)に引き上げ、「サウジアラビアに滞在中の国民は、緊急の用事がない限り出国し、渡航予定者は旅行を中止・延期してほしい」と勧告した。
対応を迫られたサウジアラビアは、米国の介入を望んでいる。トランプ大統領も攻撃に加わるかどうかについて「その可能性はある」と述べ、含みを持たせた。しかし、トランプ大統領が参戦を選択するのは容易ではないとの見方も出ている。フーシ派が製油施設への攻撃などで米国に報復し、原油価格が上昇すれば、11月の中間選挙に悪影響を及ぼすためだ。
2026/10/12 07:18
https://japanese.joins.com/JArticle/356131