日本を代表するビールブランド、キリンビール「一番搾り」が韓国で生産される。
12日、ハイト真露によると、同社は今年7月、日本のキリンビールと韓国国内での生産に向けた技術提携に関する覚書(MOU)を締結し、今月第1週から「一番搾り」の韓国生産品の出荷を開始した。
両社は契約締結に先立ち、1年以上にわたって技術交流と試験生産を進め、韓国国内で生産できるかどうかを検証した。ハイト真露のチャン・インソプ代表は記者懇談会で「キリン独自の一番搾り製法と原料、製造工程、品質管理基準を全州(チョンジュ)工場にそのまま適用した」とし、「今回の技術協定の締結を機に、両社の協業は単なる流通パートナーシップを超え、技術と品質を共に作り上げる戦略的な関係へと発展するだろう」と述べた。
生産はハイト真露の全州工場で行われる。初回生産量は150万リットルで、500ミリリットル缶に換算すると約300万本に相当する。まず、韓国国内での販売比率が最も高い缶ビールから、輸入品を韓国生産品に切り替える。同社は来年までに、「一番搾り」の韓国国内での年間販売量の約75%を韓国で生産する計画だ。
生産地が変わっても、日本で生産される製品と同じ品質と味を維持する方針だ。そのため、ハイト真露は「一番搾り」独自の製造方法である「一番搾り製法」を全州工場に導入した。ハイト真露はキリン側から、この製法や原料の配合、醸造温度と時間、品質管理基準などについて技術移転を受けた。
韓国国内での生産により、製品の供給にかかる時間が大幅に短縮される見通しだ。日本で生産されたビールが通関を経て韓国市場に流通するまでには、通常約1カ月半かかるが、韓国で生産すれば1~2週間に短縮できるというのが同社の説明だ。国際物流の混乱に伴う供給リスクも軽減できると期待している。
両社は今回の契約を機に、単なる輸入・販売関係を超え、生産と技術を共有する協力体制を構築することになった。ハイト真露のチャン・インソプ代表は「当社の代表的な輸入ビールブランドであるキリン『一番搾り』の韓国国内での生産は、過去20年間にわたりキリンビールとの相互信頼関係を基に育んできたビジネスモデルが実を結ぶ瞬間だ」と語った。
2026/10/12 09:56
https://japanese.joins.com/JArticle/356153