米原子力空母セオドア・ルーズベルト、釜山に…韓米日合同訓練始動

投稿者: | 2024年6月24日

 北朝鮮とロシアの密着が際立つ中、米国の原子力空母セオドア・ルーズベルトが22日、釜山(プサン)作戦基地に入港した。同艦は今月末に行われる韓米日による初の複数領域にまたがる軍事訓練「フリーダム・エッジ」に参加する。米国は今回の訓練について、朝ロ首脳会談の結果への対応ではないと述べているが、朝ロがどのように出てくるかに関心が集まっている。

 同艦はフリーダム・エッジに参加し、弾道ミサイル防衛訓練、対潜水艦戦訓練などを行う予定だ。フリーダム・エッジは海上、水中、空中、サイバーなどの複数領域で実施される訓練で、陸海空という従来の戦場区分にとどまらない現代戦のすう勢に合わせた作戦遂行概念だ。

 韓米日海上訓練を控え、東海(トンヘ)には中国、ロシアの軍艦が集まっている。ロシア海軍は18日から28日にかけて東海で訓練を実施しており、21日には中国の情報収集艦が大韓海峡を通過して東海に入っている。北朝鮮は今年1月、韓米日海上訓練に反発し、東海で「水中核兵器体系」の試験を実施している。

 22日のセオドア・ルーズベルトの公開行事で、米第9空母打撃群のクリストファー・アレクサンダー司令官(米海軍准将)は、「フリーダム・エッジ訓練は数カ月前から計画されていた訓練であり、定例の、かつ日常的な訓練」だとし、「朝ロ結束に対する対応ではない」と述べた。

 一方、米国を訪問中のチョ・テヨル外交部長官は21日(現地時間)、朝ロ密着に対応して韓国、米国、日本は適宜協議をおこなって緊密に協力することとしたと述べた。チョ長官はニューヨークの国連韓国代表部で開かれた特派員懇談会で、「米日の外相と相次いで通話し、朝ロ首脳会談への対応策を集中協議した」と述べつつ、このように明かした。チョ長官は、「北朝鮮のリスクに対応して堅固な韓米同盟と韓米日安保協力を強化してゆきつつ、国際社会の断固たる対応を主導していくために緊密に協力することとした」とし、「友好国である日米と適宜協議を通じて、緊密な協力の下に強力なメッセージを発信したということに意味があると思う」と語った。

2024/06/23 20:08
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/50410.html

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