「コリアンウォッカ」と呼ばれる韓国焼酎の輸出が好調だ。映画やドラマなど韓流コンテンツに焼酎がしばしば登場して人気を呼んでいる。
韓国関税庁の輸出入貿易統計によると、昨年の焼酎輸出額は1億141万ドルを記録した。2013年から10年ぶりに1億ドルを超えた。新型コロナウイルスが流行した2021年から2年連続の増加だ。
輸出地域も多様だ。昨年焼酎輸出先トップ5は日本の3083万ドル、米国の2355万ドル、中国の1046万ドル、ベトナムの793万ドル、フィリピンの447万ドルの順だった。ハイト真露関係者は「過去に海外僑民市場中心に進出した焼酎が最近は現地の大型スーパーとECサイトなどほとんどの流通チャンネルに進出して販売が増えた」と話した。
フルーツ味焼酎(リキュール)の輸出が9160万ドルで焼酎に迫るほど増えた点も注目される。昨年の全酒類輸出でフルーツ味焼酎が占める割合は28.1%だった。焼酎の31.1%より小さいが、ビールの23.5%より大きい。フルーツ味焼酎の割合は2013年の0.5%から2018年が4.6%、2023年が28.1%と急増した。人工甘味料などから出る特有の香りや喉越しのきつさから焼酎が負担になる外国人にフルーツ味焼酎が代替材として人気だ。
焼酎輸出は即席めん、菓子、キムチなどの韓国食品より金額は多くない。だが酒が韓国料理とペアリングできる品目という点で成長の可能性が大きい。スコットランドのウイスキーやフランスのワイン、日本の日本酒、中国の白酒のように韓国焼酎の地位を引き上げなければならない。韓国酒類業界は韓国国税庁と協業して韓国焼酎認証マーク「K-SUUL」の付着を検討中だ。
2024/06/27 11:11
https://japanese.joins.com/JArticle/320434