尹大統領、岸田首相と首脳会談…韓日中首脳会談以来45日ぶり

投稿者: | 2024年7月11日

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が岸田文雄首相を10日(現地時間)、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を契機に首脳会談に入った。

大統領室によると、両首脳はNATO首脳会議出席を翌日に控えたこの日、米ワシントンで会って韓日首脳会談を行った。両首脳は今回のNATO首脳会議にインド太平洋4カ国パートナー(IP4)の首脳として招待された。

 尹大統領は会談場所で自身を迎える岸田首相と握手を交わし、「お元気でしたか。5月にお会いしたが、2カ月ぶりにまたこうして…」とあいさつした。この日の韓日首脳会談は5月26日に韓国で開催された韓日中首脳会談以来45日ぶり。

その後に続いた両首脳の冒頭発言では朝ロの密着に関連した東アジア情勢が主に言及された。

岸田首相は「5月にソウルを訪問した記憶がまだ新しいが、またお会いできることになり本当にうれしく思う」と応えた後、「国際情勢を踏まえれば、日韓首脳が堅固な信頼関係、戦略的な問題意識を共有する中で緊密に連携を図ることは大変意義深い」と述べた。

続いて「このようにNATOをきっかけに今日、尹大統領と議論できることになった」とし「北朝鮮情勢など最近の安全保障と国際的な諸般課題を中心に率直に意見を交わすことができれよい」と話した。

尹大統領も「首相と私の強い信頼を基礎に、両国が緊密な意思疎通を継続し、協力の成果を積み上げていることをうれしく思う」とし、最近強まった朝ロ軍事協力などに言及した。

尹大統領は「最近ロシアと北朝鮮が包括的戦略パートナーシップ条約を締結し、軍事的・経済的密着を加速する動きは、東アジア、グローバル安全保障環境に深刻な懸念を呼んでいる」とし「このように日々厳しくなる国際安保状況の中で、両国が3年連続でIP4の一員としてNATO首脳会議に出席するのは戦略的含意が非常に大きいと考える」と述べた。

続いて「最近の朝ロの密着は、韓日米のキャンプデービッド協力がどれほど重要だったかを見せている」とし「韓日両国がNATO加盟国と緊密に協調しながら、決して北大西洋の安保と北東アジアの安保は分離できないということを友好国と団結した対応で確認させていくことを希望する」と話した。

この日の韓日首脳会談では北朝鮮の相次ぐ武力挑発とロシアと北朝鮮の軍事協力を強化した条約締結など、北東アジア情勢が主な会談の議題として扱われるとみられる。

2024/07/11 09:01
https://japanese.joins.com/JArticle/321006

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