日本の警察が軍事転用が可能な船舶エンジンや水上バイクを韓国経由でロシアに不正輸出した貿易会社を摘発したと、日本メディアが11日報じた。
報道によると、大阪府警はこの日、ウクライナを侵攻したロシアに対する制裁品目の船舶エンジンや水上バイクを韓国釜山(プサン)経由で不正輸出したロシア国籍の貿易会社代表を外為法違反(無承認輸出)の疑いで逮捕した。制裁品目をロシアに搬出して警察に逮捕されたのは初めてという。また、今回の摘発が第3国の韓国を経由した制裁回避の抑制につながるかが注目されると、メディアは指摘した。
逮捕された容疑者は大阪所在の貿易会社「アストレード」の代表ソワ・アンドレイ容疑者(38)で、「弁護士と相談して話す」として犯行をまだ認めていないという。
容疑者は2013年1月、経済産業相の承認なく取引規制対象に指定された水上バイク、船舶エンジン、中古バイクなど4300万円相当を韓国に輸出すると偽装申告しながら実際にはロシアに送った。
捜査関係者は、容疑者が搬出した物品を釜山港で開封せずウラジオストク所在のロシア企業に搬送させたと説明した。
2022年3月以降、日本政府は米国・欧州と共にロシア輸出規制を強化している。安全保障上の目的などを理由に貿易規制を定めて外為法の政省令改正を通じて対象品目を幅広く規定した。規制品の輸出には経済産業相の承認が必要であり、これを違反すれば5年以下懲役、罰金刑となる。
2024/07/11 10:27
https://japanese.joins.com/JArticle/321012