韓国LS電線、米海底ケーブル工場建設に6億ドル投資…補助金1億4700万ドル億確保

投稿者: | 2024年7月11日

LS電線が米国最大規模の海底ケーブル工場を作る。米国に先制的に進出し今後10年間で年平均30%成長するとされる米国の海底ケーブル市場を先取りする戦略だ。

LS電線は10日、米東部バージニア州チェサピークの39万6700平方メートルの敷地に延べ面積7万平方メートル規模で工場を作ると明らかにした。LS電線が米国海底事業子会社LSグリーンリンクに6億8275万ドル(約1103億円)を投資する方式で進行される。来年中に着工し2027年に竣工する予定だ。

 LS電線関係者は「米国の海上風力発電の大部分が東海岸に沿って推進されているが、チェサピーク市は入札、船積み、運搬などに最適な立地条件を備えている」と話した。世界で最も高い高さ200メートルの電力ケーブル生産タワーも設置される。

LS電線はバージニア州政府から4800万ドル規模の補助金と税制優遇を受けることになる。エネルギー省から9900万ドルのインフレ抑制法支援を含め総額1億4700万ドル規模の支援を確保した。これは米国に進出した世界の電線メーカーで最大規模だ。

米国は人工知能(AI)拡大とデータセンター構築、半導体・電気自動車工場建設、老朽電力網交換などでケーブル需要が急増している。特に海上風力市場の成長で海底ケーブル市場は今後10年間に年平均30%以上成長し、欧州・中国とともに3大主要市場になると予想される。

現在超高圧海底ケーブルを生産できる企業はLS電線など世界に6社しかない。LS電線は世界の海底ケーブル市場でビッグスリーに挙げられるイタリアのプリズミアン、フランスのネクサンス、デンマークのNKTに続き、日本の住友電工と4位をめぐり争っている。これら5社が全市場の85%以上を占めている。現在ネクサンスだけが米国で海底ケーブル工場を運営しているが、市場規模に比べ供給が不足している状況だ。

LS電線は2日に米国西部地域に初めて1000億ウォン規模の海底ケーブル供給契約を締結するなど北米事業を拡張している。先月には世界で初めての人工エネルギー島であるベルギーのプリンセスエリザベス島に2800億ウォン規模の海底ケーブルを供給することにするなど受注ポートフォリオも多様化している。LS電線の具元奎(ク・ボンギュ)代表は「今回の投資は世界的に急増する海底ケーブル需要に対応できる能力を強化し、LS電線が世界的先導企業としての位置付けを強固にするのに寄与するだろう」と明らかにした。

2024/07/11 10:46
https://japanese.joins.com/JArticle/321016

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)