北朝鮮がインド最大の暗合資産取引所をハッキングし2億ドル(約315億円)以上の暗合資産を奪取したことがわかった。北朝鮮が今年奪取した暗号資産のうち最大規模だ。
米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)が18日に伝えたところによると、英国のブロックチェーンデータ企業エリプティックは報道資料でインドの暗合資産取引所ワジールXハッキング事件の背後が北朝鮮のハッカーグループとみられると明らかにした。
ブロックチェーンセキュリティ会社サイバースはワジールXがハッキング攻撃を受け2億3490万ドル相当の暗号資産が流出したと明らかにした。
サイバースによると、ハッカーはワジールXの仮想ウォレットを攻撃し、テザー、ペペコイン、ガラなど多様な種類の暗号資産を奪取した。
奪取された暗号資産は暗合資産ミキサーであるトルネードキャッシュを通じてロンダリングされた後、すべてイーサリアムに交換された。
サイバースはこれをすぐワジールXに知らせ、数時間後にワジールXもハッキング攻撃を受けた事実を認めた。
ワジールXは「われわれが保有する暗号資産ウォレットのひとつが攻撃を受けたという事実を認知し調査中。資産安全のためルピーと暗号資産の引き出しを中断する」と明らかにした。
エリプティックは「今回の攻撃で北朝鮮ハッカーのパターンと技術がみられる。取引形態分析などを通じて北朝鮮ハッカーが犯したものと確認できる」と明らかにした。
ハッキング追跡専門家であるジャックXBTもこの日Xへの投稿で「北朝鮮のハッキング組織ラザルスグループが攻撃した兆候がみられる」と明らかにした。
今回の事件は今年北朝鮮が奪取に成功した最も大きい金額だ。
ラザルスグループは北朝鮮偵察総局の統制下にあるハッキング組織で、主要な暗合資産の盗難事件に関わり2019年9月に米財務省の制裁リストに上がった。
最近では15日に日本の暗合資産取引所から3500万ドルを奪取した事件の背後と指摘されている。
2024/07/22 07:26
https://japanese.joins.com/JArticle/321402