「金含有量は全体の1.3%」今大会の金メダル価格を公開

投稿者: | 2024年8月1日

2024パリオリンピック(五輪)金メダルに値段を付けるとすると約15万円になるという推定価格が公表された。

31日(日本時間)、英国経済分析機関オックスフォード・エコノミクス(OE)はパリ五輪金メダルの価値が約950ユーロ(約15万3140円)になると推定した。

 推定価格は現在を基準に24K純金と純銀の市場価格を考慮して測定したと同機関は明らかにした。

また同機関は「名前こそ金メダルだが、実際に五輪金メダルで金が占める比率はきわめて一部にすぎない」とも言及した。

今回のパリ大会の金メダルも総重量は529グラムだが、このうち純金は全体の約1.3%にあたる6グラムだけで、残りの部分は純銀だという。

オックスフォード・エコノミクスによると、1912年第5回ストックホルム大会までは金メダルは100%純金で製作されていた。だが第1次世界大戦以降、金メダルを構成する金の比重が次第に減少していった。

あわせて銀メダルは今も純銀のみ、銅メダルは銅・スズ・亜鉛合金を混合して作っている。今大会の銀メダルは525グラム、銅メダルは455グラムだ。

ただし、オックスフォード・エコノミクスは「今回のパリ五輪メダルの場合、金属の価格とは別にその価値を高める要素が含まれている」と伝えた。

パリ五輪メダルの中央にはパリの象徴であるエッフェル塔の実際の初期構造物から抽出した鉄の彫刻が配置されている。数年にわたるエッフェル塔の補修および現代化作業によって除去された実際の構造物の彫刻で、フランス当局が保管していたものだ。

デザイン作業はフランスのラグジュアリーブランド「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)」傘下のジュエリーブランド「ショーメ(CHAUMET)」が手掛けた。ショーメはこの鉄の彫刻を六角形にデザインしてフランス大陸を表現し、メダルの象徴性を引き上げている。

オックスフォード・エコノミクスは「金の価格など金属価値の上昇によって金メダルの価格は時間が経過するほど上がるだろう」とし「今回のパリ大会の金メダルは2032ブリスベン大会が開かれる時になれば1個当たり1500ユーロにまで上昇するだろう」と予想した。

2024/08/01 11:07
https://japanese.joins.com/JArticle/321887

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)