韓国卓球女子の申裕斌の品格に日本も魅了…「実力・礼儀を備えている」賛辞

投稿者: | 2024年8月5日

2024パリオリンピック(五輪)卓球女子シングルスで銅メダル獲得に失敗した申裕斌(シン・ユビン、8位、大韓航空)が対戦相手だった日本の早田ひな(5位・日本)に心のこもった祝福の挨拶をしたことに対して日本現地からは讃える声があふれている。

日本スポーツ専門メディア「デイリースポーツ」は4日、申裕斌のスポーツマンシップに光を当てた。3日、フランス・パリの南アリーナで開かれた卓球女子シングルスの銅メダル決定戦に出場した申裕斌は早田に2-4(11-9、11-13、10-12、7-11、12-10、7-11)で敗北した後がっくりと肩を落としたが、すぐに明るく笑って早田に先に近付き抱擁して祝福した。その後、コートをひと回り回りながら頭を下げて挨拶をし、「敗者の品格」を見せた申裕斌が競技場を離れると、観衆は大きな拍手で彼女のスポーツマンシップを称えた。

 これについてデイリースポーツは「試合後は涙の早田を笑顔を浮かべながら抱擁し祝福」とし「韓国の天才卓球少女もメダルを逃して悔しいはずなのに、試合中も絶やさなかった笑顔で早田を祝福する姿は印象的だった」と伝えた。日本のSNSでは「めちゃくちゃ応援したくなる素敵な選手」、「若いのに素晴らしいスポーツマンシップ」と称える反応を伝えた。

現地ソーシャルメディアでも称賛が列をなした。2021東京大会の混合ダブルス金メダリストの伊藤美誠はインスタグラムのアカウントに「両選手がたくさんの緊張感の中で頑張ってて最後の韓国選手からのハグには感動しました」とコメント。X(旧ツイッター)では、ある日本人は「負けたシン・ユビン選手、悔しいはずなのに共に闘った早田ひな選手を讃える姿に感動」とした。また別の日本人は「まだ20歳なのに実力と礼儀を備えた立派な選手」と賛辞を惜しまなかった。

申裕斌は試合後、共同取材区域で勝者を礼遇した自身の行動に関連して「メダルを獲得した人たちはさらに努力していて、成功に値する」としながら「私もそれを認め、学んでいかないといけない」と話した。それと共に「長い間、早田のことを見てきた」として「一生懸命、必死にプレーするところをしっかりと認めたかった。私ももっと強い選手になりたいという気持ちを持って祝福した」と付け加えた。

2024/08/05 07:22
https://japanese.joins.com/JArticle/321979

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