「光復節(解放記念日、15日)の日本人投手先発」をめぐり批判があった韓国プロ野球球団の斗山(ドゥサン)ベアーズが15日、ソウル蚕室(チャムシル)球場に掲げられていた日本の国旗を降ろした。
斗山球団はこの日、球場の外野に掲揚されていた外国人選手の国旗を太極旗(韓国の国旗)と優勝旗に置き換えた。斗山所属のブランドン・ワデルの米国、ジェラード・ヤングとジョーダン·バラゾビックのカナダ、白川恵翔の日本の国旗をすべて太極旗と優勝旗にした。
斗山は20年前からチームに所属する外国人選手の国の国旗を太極旗と共に掲揚する伝統を維持してきた。
これに先立ち、斗山ベアーズは光復節のホーム試合に日本人投手の白川恵翔が先発登板することが有力視され、論議を呼んだ。
一部のファンは斗山球団のSNSに「光復節に日本人投手が先発してよいのか」と抗議した。斗山公式インスタグラムには「光復節に日本人先発はいけない」「15日に白川の先発はないでしょう。他の投手を登板させるべき」「光復節に日本人投手は見たくない。球場の日章旗も降ろすべき」などの意見が続いた。
先発投手はローテーションに基づいて登板するべきだという主張もあった。
過去にも事例はあった。2009年にSKワイバーンズ(現SSGランダース)所属の日本人投手・門倉健は光復節に先発登板し、6イニング1失点で勝利投手になった。2010年の光復節にはLGツインズの抑え投手の岡本真也が登板したが、今回とは違って批判はなかった。
白川の光復節の先発登板のほか、蚕室球場に掲揚されている日章旗をめぐっても論争があった。一部のファンは「光復節に日章旗も一時的に降ろすべきだ」と主張した。
一方、白川の光復節の先発について、斗山は当初から15日でなく16日のktウィズ戦に登板させる考えだったという。白川がロッテ戦に一度登板して1イニング1/3を7被安打8失点7自責と苦戦したのも登板日程の調整に参考事項となった。
李承燁(イ・スンヨプ)斗山監督は前日の14日に蚕室球場で行われたロッテ戦の前、「投手コーチと先発陣の登板日程を相談し、先発ローテーションを確定した」とし「15日には崔源峻(チェ・ウォンジュン)が、16日には白川が登板する」と明らかにした。
日章旗に関しては斗山側は「論争があるだけに光復節の試合では太極旗を除いたすべての国旗を降ろすことにした」と伝えた。
2024/08/16 09:01
https://japanese.joins.com/JArticle/322497