独島防御訓練「中断」疑う声に…韓国軍、例年レベルで非公開「正常」実施

投稿者: | 2024年8月22日

独島(ドクト、日本名・竹島)近隣の海上で今年最初の独島防御訓練が非公開で実施された。対日関係を意識して訓練を中断したのではという指摘があったが、軍当局は「正常施行」方針に変化はないという立場だ。

軍当局によると、海軍は21日、東海(トンヘ、日本名・日本海)で例年と似た水準の戦力を動員し、独島防御訓練と呼ばれる「東海領土守護訓練」を非公開で進めた。昨年と同じく上陸兵力は投入されなかったということだ。当初投入が計画されていた航空戦力の場合、気象の悪化で参加が不発となり、海軍・海洋警察の艦艇3-5隻が動員されたという。軍関係者は「航空戦力と海兵隊戦力は参加する場合もあり、しない場合もある」とし「訓練の目的など状況によって変わる」と説明した。

 1986年に始まった同訓練は2008年から上半期と下半期の年2回実施で定着し、2019年8月から東海領土守護訓練という正式名称がついた。軍当局はその間、特別な場合を除いてほとんどの訓練を非公開で実施した後、進行について確認するレベルで伝えてきた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に入って現在まで5回実施された独島防御訓練も非公開基調で施行された。

これには、明白な韓国の領土である独島を紛争地域化しようとする日本に意図に巻き込まれる必要はないという判断が影響を及ぼしたと解釈される。実際、日本は毎回、韓国政府が独島防御訓練を実施するたびに反発し、外交チャンネルを通じて抗議の意を表したりした。

同訓練が大々的な公開基調で行われたのは2008年7月、2013年10月、2019年8月だ。すべて韓日関係が悪化した時期であり、公開的な独島防御訓練は日本に圧力を加えるためのカードだったとの解釈が出たりもした。特に日本の「ホワイト国(安保友好国)」排除措置で両国関係が最悪となった2019年8月の場合、文在寅(ムン・ジェイン)政権は史上初めてイージス駆逐艦「世宗大王」を訓練に投入するなど歴代最大規模で訓練を進めた。同年下半期の訓練はまた非公開に転換された。

軍当局は、尹錫悦政権が韓米日安保協力と対日関係の改善に重点を置きながら今年の独島防御訓練を意図的に先延ばししているという一部の疑惑提起に対し「事実無根」と繰り返し反論した。軍関係者は「領土と国民財産の保護のために定例的にこの訓練を実施している」とし「訓練の中断は事実ではない」と一蹴した。年2回実施方針に基づき独島防御訓練は年内にもう一度実施される予定だ。

独島防御訓練が伝えられるたびに韓国政府に抗議してきた日本はこの日も外交経路を通して抗議したことが明らかになった。外交部当局者はこの日、「日本側は外交経路を通じて我々の東海領土守護訓練に抗議してきたが、我々はこれを一蹴した」と明らかにした。続いて「独島に対する日本の不当な主張に対しては今後も断固対応していく」と強調した。

2024/08/22 07:51
https://japanese.joins.com/JArticle/322732

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)